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【海外商品市況】NY金は続伸して、2702ドル台まで上昇。一方、WTI原油は69.60ドル台まで続落。

2024.10.17

(NY貴金属)
16日のNY金は、続伸。NY金の期近12月限は、前日比12.4ドル高の2691.3ドル、NY白金の期近1月限は、同6.0ドル高の1002.6ドル、NY銀の期近12月限は、同21.8セント高の3197.4セント。
昨日のNY金は、引き続き米国の長期金利の低下が支援材料となって続伸した。NY金の12月限は、序盤に2674.9ドルまで下落した。しかし、その後は米長期金利の低下によってNY金は出直りの動きになると、米国取引時間帯に2702.5ドルまで続伸した。NY金の2700ドル台は9月26日以来となっている。上昇局面では、ECB(欧州中央銀行)やイングランド銀行(英中央銀行)の利下げ観測も、NY金の上昇要因となった。ただ、高値をつけてからのNY金は、2700ドルまで上昇したことによる高値警戒と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり、引けにかけて2690ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
NY白金は、反発して1000ドル台を回復した。NY白金の1月限は、序盤からNY金の上昇に反応して買いが先行して1012.5ドルまで直近の上値水準を切り上げた。しかし、その後のNY白金は、NY金の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調によって売り買いが交錯して、1000ドル台から1012ドル台のレンジを行き来する展開とった。NY白金の清算値ベースは1002.6ドル、一方、引け値ベースでは1007ドル台となった。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
16日のWTI原油は、4営業日連続の下落。WTI原油の期近11月限は前日比0.19ドル安の70.39ドル、北海ブレント原油の期近12月限は、同0.03ドル安の74.22ドル。RBOBガソリンの11月限は、同0.26セント高の204.03セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同1.30セント安の217.47セント。
昨日のWTI原油は、為替のドル高基調と引き続き需給の緩み観測が圧迫要因となり続落した。WTI原油の11月限は、序盤に71.31ドルまで反発した。しかし、その後は需給の緩み観測が引き続き圧迫要因になると、WTI原油は上値を切り下げ、米国取引時間帯には為替のドル高基調も売り材料となり69.64ドルまで下値水準を切り下げた。イスラエルのネタニヤフ首相が、イランへの報復攻撃に対して石油施設や核施設ではなく軍事施設への攻撃を計画していると報じられ、中東のエネルギー供給の不安が後退している。また、15日に発表されたIEA(国際エネルギー機関)の月報で、中国の需要低迷を背景に、2024年世界の石油需要の伸び予想が下方修正された。14日に公表されたOPEC月報でも、2024年と2025年世界の石油需要の伸び予想が引き下げられており、世界的な需給の緩みが、WTI原油の圧迫要因となった。ただ、安値をつけてからのWTI原油は、連日の下落に対する安値拾いの買いや持ち高調整の動きによって、引けにかけて70.70ドル台まで買い直された。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
16日のシカゴコーンは、5営業日ぶりの反発。シカゴコーンの中心限月12月限は前日比3.50セント高の404.75セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の輸出需要が支援材料となり反発した。シカゴコーンの12月限は、連日の下落に対する持ち高調整の動きによって序盤から買いが先行した。その後、米国の輸出需要を背景に上昇基調が強まり、406.75セントまで買い進まれた。この日、米国の輸出業者はメキシコ向けに米国産トウモロコシ162万3060トンを売却した。また、米農務省の日報で仕向け先は不明だが、2024年~2025年度渡しの米国産トウモロコシ33万2000トンの輸出が確認された。しかし、高値をつけてからのシカゴコーンは、為替のドル高基調によって上値を抑えられ、引けにかけて404セント台まで上げ幅を縮小した。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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