(貴金属市場)
16日の金標準は、4営業日連続の上昇。金標準の中心限月8月限は前日比119円高の1万2865円。
夜間立会の金標準8月限は、NY金の反発が支援材料となり1万2846円まで続伸した。しかし、その後はNY金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって、金標準は1万2790円台まで上げ幅を縮小した。NY金の12月限は、米国の長期金利の低下によって2685.9ドルまで反発した。
日中立会は、序盤にNY金が2675ドル前後まで下落して、金標準は1万2777円まで上値を切り下げた。しかし、金標準の下振れは一時的な動きとなり、その後NY金が2687ドル台まで続伸すると、金標準は1万2865円まで史上最高値を更新した。
日中のNY金は、引き続き米長期金利の低下が支援材料となり2687.6ドルまで上値水準を切り上げている。NY金は、再び強調地合いとなっており、目先は9月26日の過去最高値2708.7ドルを試す動きになるか注目される。金標準は、NY金より先に最高値を更新している。目標となる上値目途がないことから、今後は1万2900円を試す動きになるか見極めたい。ただし、米ドル/円相場が150円手前から円安基調が一服しているので、円高方向の動きによる金標準の値崩れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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