(石油市場)
15日のドバイ原油は、急落。ドバイ原油の中心限月3月限は前週末比2940円安の6万6550円。
休日取引となった14日のドバイ原油は、日中立会時間帯で6万9000円を中心にレンジで推移した。ただ、夜間立会では、WTI原油の値崩れによってドバイ原油は6万7310円まで急落した。WTI原油の11月限は、需給の緩み観測を背景に71.81ドルまで崩れた。
日中立会は、WTI原油が71.00ドル割れの動きになると、ドバイ原油は6万6250円まで下げ幅を拡大した。しかし、安値をつけてからのドバイ原油は、WTI原油の下げ一服の動きによって、引けにかけて6万6500円まで戻りを見せた。
日中のWTI原油は、70.75ドルまで大幅続落している。前日のOPEC月報の需給の緩み見通しと中東情勢の緩和観測が、WTI原油の圧迫要因となっている。ワシントンポストによると、イスラエルのネタニヤフ首相がイランへの報復攻撃に対して石油施設や核施設を攻撃しないことを米政府に伝えたと報じている。これにより中東の供給混乱への警戒が後退している。ドバイ原油は、日中に6万6250円まで下値水準を切り下げている。まだ、中東情勢の緩和観測によってWTI原油の一段の下落が警戒されることから、ドバイ原油の一段の下落が予想される。
ドバイ原油の日足チャート
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