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【海外商品市況】週明けにNY金は反落。NY白金は3営業日連続の上昇。WTI原油は続落。

2024.10.15

(NY貴金属)
14日のNY金は、反落。NY金の期近12月限は、前週末比10.7ドル安の2665.6ドル、NY白金の期近1月限は、同9.7ドル高の1004.1ドル、NY銀の期近12月限は、同43.9セント安の3131.6セント。
週明けのNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり反落した。NY金の12月限は、序盤に2684.2ドルまで上昇した。しかし、その後は中国の金需要の低迷観測や為替のドル高・ユーロ安基調を背景にNY金は下落基調に転換して、米国取引時間帯に2660ドル台まで崩れた。週末に発表された中国の9月消費者物価指数(CPI)は、前月比0.0%となり前月の0.4%から伸び率は低下した。また、14日の9月の貿易収支では、輸出入の伸び率が共に前月より低下した。この中国の景気先行き不安による金需要の低迷観測が、 NY金の圧迫要因となった。
一方、NY白金は3営業日連続の上昇となった。NY白金の1月限は、序盤に976.9ドルまで下落した。しかし、その後のNY白金は出直りの展開となると米国取引時間帯に1009.9ドルまで急伸した。ただ、高値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調にNY白金は上値を抑えられ、引けにけては1004ドル前後まで上げ幅を縮小した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足

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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は、続落。WTI原油の期近11月限は前週末比1.73ドル安の73.83ドル、北海ブレント原油の期近12月限は、同1.58ドル安の77.46ドル。RBOBガソリンの11月限は、同4.30セント安の210.86セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同6.97セント安の227.42セント。
週明けのWTI原油は、需給の緩み観測を背景に続落した。WTI原油の11月限は、序盤から売りが先行して、そのままほぼ一本調子に下落して71.81ドルまで崩れた。この日発表された中国の貿易収支で、9月の原油輸入額が5カ月連続で減少した。また、週末に発表された9月消費者物価指数(CPI)の伸び率は鈍化した。先週末から発表されている中国の経済指標の結果によって、同国の景気先行き不安によるエネルギー需要の鈍化が警戒された。更に、週明けに発表されたOPEC月報で、2024年の世界石油需要の伸び予想を日量190万バレル、2025年の予想を160万バレルにそれぞれ下方修正した。この需給の緩み観測が、週明けのWTI原油の圧迫要因となった。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
14日のシカゴコーンは、3営業日連続で下落。シカゴコーンの中心限月12月限は前週末比7.50セント安の408.25セント。
週明けのシカゴコーンは、米国の豊作観測と収穫進展が圧迫要因となり、続落した。シカゴコーンの12月限は、序盤から売りが先行すると、そのまま下落基調を強め407.50セントまで続落した。先週末に発表された米国農務省の需給報告で、2024年の米国産トウモロコシの生産高予想が152億0300万ブッシェルとなり、史上2番目の豊作が見込まれている。また、米コーンベルト全域で乾燥した天候による収穫作業が進んでいることが、週明けのシカゴコーンの圧迫要因となった。

シカゴコーン期近12月限日足

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