(NY貴金属)
9日のNY金は、4営業日連続の下落。NY金の期近12月限は、前日比9.4ドル安の2626.0ドル、NY白金の期近1月限は、同4.7ドル安の957.3ドル、NY銀の期近12月限は、同7.0セント高の3067.0セント。
昨日のNY金は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調を背景に4営業日連続で下落した。NY金の12月限は、序盤に2642.9ドルまで反発した。しかし、NY金の上昇は一時的な動きとなり、その後は米国の大幅利下げ観測が後退する中、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因になると、NY金は2622.8ドルまで崩れた。
NY白金も5営業日連続で下落した。NY白金の1月限は、NY金と同様の序盤に969.4ドルまで反発した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調によってNY白金は割高感によって売られる展開になると、米国取引時間帯に953.0ドルまで直近の安値を更新した。ただ、安値をつけてからのNY白金は、連日の下落に対する自律反発の動きとなり、引けにかけて960ドル台まで戻りを見せた。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
9日のWTI原油は、続落。WTI原油の期近11月限は、前日比0.33ドル安の73.24ドル、北海ブレント原油の期近12月限は、同0.60ドル安の76.58ドル。RBOBガソリンの11月限は、同0.17セント安の206.64セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同2.03セント安の227.69セント。
昨日のWTI原油は、為替のドル高基調と米国の原油在庫の増加が圧迫要因となって続落した。WTI原油の11月限は、前日の急落に対する自律反発の動きによって74.45ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高基調と米国の原油在庫の増加を背景に71.53ドルまで崩れた。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)による週間在庫統計で、原油在庫が前週比580万バレル増と市場予想200万バレル増を上回り、大幅な在庫の積み増しとなった。この原油在庫の大幅な在庫の積み増しによって、米国の需給の緩みが意識された。ただ、安値をつけてからのWTI原油は、原油在庫と同時に発表されたガソリン在庫と中間留分在庫の減少や現在米メキシコ湾岸に発生しているハリケーンリスクを警戒した動きによって、引けにかけて73.40ドル前後まで下げ幅を縮小した。
WTI原油期近11月限日足
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(CBOTコーン)
9日のシカゴコーンは、小幅反発。シカゴコーンの中心限月12月限は前日比0.25セント高の421.00セント。
昨日のシカゴコーンは、持ち高調整の動きによって小幅反発した。シカゴコーンの12月限は、日本時間12日深夜1時に発表される米国農務省の需給報告を控えた持ち高調整の動きとなり、序盤に423.50セントまで上昇した。しかし、その後は上げ一服の展開から420セント台まで下落するなど、売り買いが交錯するレンジでの動きとなった。
シカゴコーン期近12月限日足
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