(貴金属市場)
9日の金標準は、続落。金標準の中心限月8月限は前日比90円安の1万2536円。
夜間立会の金標準8月限は、序盤に為替の円安基調を背景に1万2670円まで上昇したが、その後はNY金の軟調地合いに反応して1万2454円まで崩れた。しかし、安値をつけてからの金標準は、NY金の下げ一服の動きによって1万2530円前後まで下げ幅を縮小した。NY金の12月限は、米国の大幅利下げ観測の後退によって2623ドル台まで続落した。
日中立会の金標準は、序盤に1万2498円まで売り直されたが、その後はNY金の上昇と為替の円安基調によって、金標準は1万2567円まで戻した。しかし、引けにかけては1万2530円台まで下がった。
日中のNY金は、2642.9ドルまで反発している。ただ、明日は米国の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、今後のNY金は様子見ムードの展開が予想される。金標準は、為替の円安基調が支援材料となり、安値から戻り基調を見せている。ただ、明日の米CPIの結果次第で、相場が急変する可能性があるため、夜間立会からレンジでの動きが想定される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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