（石油市場）
８日のドバイ原油は、７営業日連続の上昇。ドバイ原油の中心限月３月限は前日比１１００円高の６万９３００円。
夜間立会のドバイ原油３月限は、ＷＴＩ原油の強調地合いに反応して７万０６７０円まで大幅続伸した。ドバイ原油の７万円台の動きは、２０２４年８月１９日以来となっている。ＷＴＩ原油の１１月限は、中東情勢の悪化による供給不安が引き続き支援材料となり７７．４０ドルまで上昇した。
日中立会のドバイ原油は、ＷＴＩ原油が７５．３０ドル台まで崩れると、ドバイ原油は６万８８９０円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後はＷＴＩ原油の下げ一服と為替の円安方向の動きによって、ドバイ原油は６万９５２０円まで買い直された。ただ、引けにかけては６万９３００円前後まで上値を切り下げた。
日中のＷＴＩ原油は、序盤に７８．４６ドルまで急伸したが、その後は軟調地合いとなり７５．３６ドルまで崩れている。連日の上昇による高値警戒や利益確定の動きによってＷＴＩ原油は上値を切り下げている。ただ、中東情勢の悪化懸念は引き続きＷＴＩ原油の支援材料になることから、下押し局面では買い拾われる動きが予想される。ドバイ原油も本日で７営業日連続で上昇している。ＷＴＩ原油と同様に高値警戒による下振れが警戒されるが、ドバイ原油は為替の円安基調も相場の下支えになると予想され、下押しは限定的な動きになるとみたい。
ドバイ原油の日足チャート
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