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【貴金属市場】金標準は急騰して、一時1万2610円まで上昇

2024.10.03

(貴金属市場)
3日の金標準は急騰。金標準の中心限月8月限は前日比249円高の1万2526円。
夜間立会の金標準8月限は、為替の円安基調が支援材料となり序盤から買いが先行して1万2550円まで急騰した。NY金の12月限は、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いと米国の長期金利の上昇や為替のドル高・ユーロ安基調による売りが交錯して、266ドル台から2680ドル台のレンジを行き来する動きとなった。一方、米ドル/円相場は1ドル=146.50円台まで円安に進んだ。
日中立会は、米ドル/円相場が1ドル=147.20円台まで円安に進み、金標準は1万2610円まで上値を切り上げた。しかし、その後は米ドル/円相場が円高方向に戻ると、金標準は1万2517円まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は、序盤に2682ドル台まで上昇したが、その後は2672ドル台まで上値を切り下げている。8月26日に2708.7ドルまで最高値を更新してから上値は重くなっている。ただ、下値も中東情勢の悪化によって支えられ2600ドル台後半で揉み合う動きが継続している。明日は米国の雇用統計の発表が予定され、発表までは引き続きレンジでの動きが予想される。金標準は、為替の円安基調によって1万2610円まで急騰したが、その後は上値を切り下げている。引き続き円相場の動き次第となっていることから、突然の円高による急落に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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