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【海外商品市況】NY金は、2694.9ドルまで最高値を更新

2024.09.26

(NY貴金属)
25日のNY金は、6営業日連続の上昇。NY金の期近12月限は、前日比7.7ドル高の2684.7ドル、NY白金の期近10月限は、同4.0ドル高の991.7ドル、NY銀の期近9月限は、同41.2セント安の3201.8セント。
昨日のNY金は、米国の追加利下げ観測によって史上最高値を更新した。NY金の12月限は、序盤に2694.9ドルまで最高値を更新した。市場では年内に追加利下げ観測が広がっていることから、NY金は買い進まれた。しかし、最高値を更新した後のNY金は、連日の上昇による高値警戒感から2676ドル台まで上値を切り下げた。ただ、米国取引時間帯に入ると米国の追加利下げ観測と中東情勢の悪化懸念が再び支援材料となり、NY金は2691ドル台まで買い直された。しかし、NY金の2691ドル台の上昇は一時的な動きとなり、その後は米長期金利の上昇や為替のドル高・ユーロ安基調によって上値を抑えられると、NY金は引けにかけて2680ドル台まで上げ幅を縮小した。
NY白金も続伸して一時999ドル台まで上昇した。NY白金の10月限は、序盤に979.6ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高方向の動きとNY金の上昇に反応して、NY白金は999.6ドルまで続伸した。ただ、高値をつけてかたのNY白金は、為替がドル高・ユーロ安基調になると上値を切り下げ、引けにかけて990ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、急反落。WTI原油の期近11月限は、前日比1.87ドル安の69.69ドル、北海ブレント原油の期近11月限は、同1.71ドル安の73.46ドル。RBOBガソリンの10月限は、同2.98セント安の199.99セント、NYヒーティングオイルの期近10月限は、同2.03セント安の216.02セント。
昨日のWTI原油は、売り買いが交錯する中、急反落した。WTI原油の11月限は、序盤から売りが先行して69.80ドル台まで下落した。前日の上昇要因となった中国人民銀行(中央銀行)の景気刺激策に対し、同国の経済回復に懐疑的な見方が台頭した。これによって同国のエネルギー需要の改善期待が後退した。しかし、その後は米国の原油在庫の減少によって、WTI原油は71ドル前後の水準まで戻した。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)による週間在庫統計で、原油在庫が前週比450万バレル減となり市場予想の140万バレル減を上回る在庫の取り崩しとなった。また、ガソリン・中間留分在庫も市場予想を上回る在庫の減少となった。ただ、WTI原油の戻りは一時的な動きとなり、引けにかけては米国のハリケーンリスクの後退と為替のドル高基調が圧迫要因となって、WTI原油は69.23ドルまで下値を切り下げた。米メキシコ湾で発生しているハリケーン「へリーン」は、石油生産施設が集中するテキサスやルイジアナ州周辺からフロリダ州方面に進路を変更して、25日の夕方までにフロリダ州沿岸部に上陸する見通しとなった。このハリケーンの動きによって、同国のハリケーンによる供給不安が後退した。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
25日のシカゴコーンは、反発。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比3.50セント高の415.25セント。
昨日のシカゴコーンは、持ち高調整によって反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤に408.50セントまで下落した。しかし、その後は9月末に発表される四半期在庫と週末にかけての持ち高調整の動きによって買い戻されると、シカゴコーンは415.50セントまで上昇した。上昇局面では、アルゼンチンの生産見通しの減少も支援材料となった。アルゼンチンのブエノスアイレス穀物取引所は、2024~25年度のトウモロコシの生産高見通しを4700万トンとして、前年比5%減とした。

シカゴコーン期近12月限日足

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