(貴金属市場)
24日の金標準は、7営業日連続の上昇。金標準の中心限月8月限は前週末比317円高の1万2229円。
9月20日の16時30分から再開された金標準の夜間立会では、NY金の強調地合いによって1万2198円まで上昇した。週明け23日の祝日取引では、引き続きNY金の強調地合いに反応して金標準は1万2250円まで上値水準を切り上げたが、その後の金標準はNY金の下振れによって1万2113円まで上げ幅を縮小した。ただ、NY金の下振れは一時的な動きとなり、再びNY金が上昇基調に戻ると、金標準は1万2254円まで買い進まれた。その後は、NY金の上げ一服の展開によって、金標準は1万2146円まで上値を切り下げる動きも見せた。先週末からのNY金の12月限は、強調地合いを継続して2659.8ドルまで史上最高値を更新している。
24日の日中立会の金標準は、為替の円安基調とNY金の強調地合いに反応して1万2257円まで上値水準を切り上げた。しかし、その後はNY金の上げ一服の動きによって、金標準は1万2200円前後まで上げ幅を縮小した。ただ、引けにかけての金標準は、1万2220円台まで戻した。
日中のNY金は2664.4ドルまで再び史上最高値を更新している。先週の米国のFOMC(連邦公開市場委員会)で利下げを決定してから、NY金は強調地合いを継続している。市場では年内2回の利下げ観測が出ており、引き続きNY金の強い動きが想定される。金標準は、NY金の強調地合いと為替の円安方向の動きによって1万2250円台まで上値を切り上げている。まだ、NY金の強調地合い予想を踏まえると、更なる上昇が期待される。今後は、2024年7月17日の高値1万2679円を試す動きになるか注目したい。
金標準の日足チャート
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