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【貴金属市場】金標準は5営業日連続の上昇

2024.09.19

(貴金属市場)
19日の金標準は、5営業日連続の上昇。金標準の中心限月8月限は前日比116円高の1万1852円。
夜間立会の金標準の8月限は、NY金の乱高下に反応して1万1806円まで上昇した後、1万1701円まで下落した。NY金の12月限は、米国のFOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利の引き下げによって2627.2ドルまで最高値を更新したが、その後パウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見によって2572.5ドルまで崩れた。
日中立会の金標準は、為替の円安基調とNY金の戻りによって1万1877円まで急伸した。しかし、その後は為替の円安基調が一服すると、金標準は1万1828円まで上値を切り下げた。ただ、引けにかけては、NY金の堅調地合いによって1万1860円台まで買い直された。
日中のNY金は、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって2601ドル台まで買い戻されている。前日に最高値を更新してから約55ドル下落したが、その後は約20ドル以上の戻りを見せている。米国の利下げはNY金にとって支援材料となっていることから、再び高値を更新する動きになるか注目したい。金標準は、日中に1万1877円まで上昇している。NY金と為替の円安基調が支援材料となっているが、為替の円安基調が一服し始めていることを踏まえると、円高要因による下押しが警戒される。ただし、NY金の強調地合いが、金標準の下支えになると見て、金標準の下押しは限定的な動きになると想定したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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