(貴金属市場)
10日の金標準は、急反発。金標準の中心限月8月限は前日比102円高の1万1573円。
夜間立会の金標準8月限は、1万1589円まで上昇した後、為替の円高基調を背景に1万1487円まで上げ幅を縮小した。しかし、金標準の下押しは一時的な動きとなり、夜間立会の引けにかけては、NY金の上昇によって、金標準は1万1580円まで買い直された。NY金の12月限は、米国の長期金利の低下が支援材料となり2536.5ドルまで上昇した。
日中立会は、序盤に為替の円安方向の動きよって金標準は1万1604円まで上がった。しかし、その後は為替の円高方向の戻りとNY金の下落が圧迫要因となり、金標準は1万1547円まで上値を切り下げた。ただし、引けにかけての金標準は、1万1570円まで買い戻された。
日中のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調によって2529ドル台まで反落している。今晩のNY金は、引き続き11日の米国の消費者物価指数の発表を控え、思惑による乱高下が警戒される。金標準は、日中に1万1600円台まで反発したが、夜間立会ではNY金と米ドル/円相場の不安定な動きによって、値動きの荒い展開に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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