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【貴金属市場】白金標準は、4211円まで直近の安値を更新

2024.09.04

(貴金属市場)
4日の白金標準は、大幅続落。白金標準の中心限月8月限は前日比105円安の4225円。
夜間立会の白金標準8月限は、NY金の軟調地合いを背景に4221円まで続落した後、4250円前後まで戻した。NY白金の10月限は、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり903.2ドルまで直近の安値を更新した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調の一服によって、NY白金は910ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
日中立会は、NY白金の軟調地合いと為替の円高基調によって、白金標準は4211円まで直近の安値を更新した。しかし、安値をつけてからの白金標準は、NY白金の戻りに反応して4254円まで下げ幅を縮小した。ただ、白金標準の4250円台回復は一時的な動きとなり、引けにかけては4220円台まで売り直された。
日中のNY白金は904.8ドルまで売り直された後、910ドル台を回復している。前日の圧迫要因となった為替のドル・ユーロ相場が、日中はドル安・ユーロ高方向に進み、NY白金の支援材料となっている。ただ、今晩は米国の貿易収支や雇用関連指標の発表が予定され、引き続きドル・ユーロ相場は不安定な動きが警戒されることから、NY白金は波乱の展開に注意したい。白金標準は、為替の円高基調が圧迫要因となり直近の安値を更新している。まだ、為替の円高方向の動きが警戒されることから、白金標準の下値水準の切り下げの動きが予想される。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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