(NY貴金属)
28日のNY金は、続落。NY金の期近12月限は、前日比15.1ドル安の2537.8ドル、NY白金の期近10月限は、同25.5ドル安の937.3ドル、NY銀の期近9月限は、同77.9セント安の2920.1セント。
昨日のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に続落した。NY金の12月限は、序盤に2564.3ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因になるとNY金は上値を切り下げ、米国取引時間帯に2527.8ドルまで続落した。ただ、安値をつけてからのNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服してドル安・ユーロ高方向に戻ると、2540ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
NY白金は、大幅続落。NY白金の10月限は、NY金と同様の為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因になると938.1ドルまで崩れた。しかし、安値をつけてからのNY白金は、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって940ドル台まで下げ幅を縮小する動きも見せた。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
28日のWTI原油は、続落。WTI原油の期近10月限は前日比1.01ドル安の74.52ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同0.90ドル安の78.65ドル。RBOBガソリンの9月限は同3.21セント安の221.48セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同5.71セント安の222.91セント。
昨日のWTI原油は、為替のドル高基調と米国の需給の緩みによって続落した。WTI原油の10月限は、為替のドル高基調による割高感によって序盤から売りが先行して、米国取引時間帯に73.82ドルまで崩れた。しかし、その後は為替のドル高基調の一服と連日の下落に対する自律反発によって75.50ドルまで上昇した。ただ、WTI原油の75.50ドルまでの上昇は一時的な動きとなり、引けにかけては、米国の需給の緩みによって74.30ドル台まで売り直された。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)の週間在庫は、原油在庫が前週比80万バレル減と市場予想の230万バレル減より在庫の取り崩し幅は少なかった。この市場予想より低い原油在庫の減少によって米国の需給の緩みがWTI原油の圧迫要因となった。
WTI原油期近10月限日足
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(CBOTコーン)
28日のシカゴコーンは、反落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比2.00セント安の390.75セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する中、反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に為替のドル高基調による割高感によって売りが先行して390.00セントまで反落した。しかし、その後は前日と同様に米国の天候リスクと米国産トウモロコシの輸出需要によって394.00セントまで上昇した。米コーンベルトでは、熱波の影響で作柄の悪化が警戒されている。また、米農務省はこの日も民間輸出業者がメキシコ向け16万5735トン・コロンビア向けに10万トンの輸出を確認した。ただ、シカゴコーンの上昇は一時的な動きとなり、再び下落基調に戻ると388.75セントまで下値水準を切り下げた。
シカゴコーン期近12月限日足
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