(NY貴金属)
27日のNY金は、清算値ベースで3営業日ぶりに反落。NY金の期近12月限は、前日比2.3ドル安の2552.9ドル、NY白金の期近10月限は、同9.9ドル安の962.8ドル、NY銀の期近9月限は、同2.7セント安の2998.0セント。
昨日のNY金は、米国の長期金利の上昇が圧迫要因となって清算値ベースで反落した。NY金の12月限は、米国の長期金利の上昇によって売りが先行すると、欧州取引時間帯に2539.5ドルまで崩れた。しかし、NY金の2540ドル割れの動きは一時的となり、その後は上昇していた米長期金利の低下と中東情勢の悪化懸念による安全資産の買いによって、NY金は引けにかけて2561.4ドルまで上昇した。
NY白金も売り買い交錯する中、3営業日ぶりに反落した。NY白金の10月限は、為替のドル高・ユーロ安基調によって米国取引時間帯に957.9ドルまで売られた。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高方向の戻りとNY金の上昇に反応して、NY白金は969.0ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
27日のWTI原油は、4営業日ぶりに急反落。WTI原油の期近10月限は前日比1.89ドル安の75.73ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同1.88ドル安の79.55ドル。RBOBガソリンの9月限は同3.30セント安の224.69セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同6.18セント安の228.62セント。
昨日のWTI原油は、利益確定の売りによって急反落した。WTI原油の10月限は、序盤に中東情勢の悪化やリビアの供給不安によって77.48ドルまで上昇した。しかし、その後は2024年8月21日に71.46ドルまで下落してから、短期間で6ドル以上の上昇したことに対する高値警戒によってWTI原油は利益確定の売りが台頭すると、米国取引時間帯に75.40ドルまで急反落した。ただ、安値をつけてからのWTI原油は、中東情勢の悪化が相場の下支えとなり、引けにかけて75.80ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
WTI原油期近10月限日足
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(CBOTコーン)
27日のシカゴコーンは、4営業日ぶりに急反発。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比6.25セント高の392.75セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの天候リスクと輸出需要によって4営業日ぶりに反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤から買いが先行する動きとなった。26日のシカゴ市場引け後に発表された米国産トウモロコシの作柄状況で、「優」と「良」の合計が65%と前週の67%から2ポイント低下した。この米国産トウモロコシの作柄後退が、シカゴコーンの買い材料となった。その後、欧州取引時間帯にシカゴコーンは、直近の安値の385.00セントまで売り直されたが、米国取引時間帯に入り米国産トウモロコシの天候リスクと輸出需要がシカゴコーンの支援材料となって394.50セントまで急反発した。米コーンベルトでは、熱波の影響で作柄の悪化が警戒されている。また、米農務省は民間輸出業者がメキシコに米国産トウモロコシ12万7760トンを売却したことを確認した。
シカゴコーン期近12月限日足
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