(NY貴金属)
23日のNY金は、急反発。NY金の期近12月限は、前日比29.6ドル高の2546.3ドル、NY白金の期近10月限は、同12.4ドル高の966.1ドル、NY銀の期近9月限は、同77.3セント高の2982.0セント。
週末のNY金は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に急反発した。NY金の12月限は、日本時間23時に予定されているパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演を控え、持ち高調整の動きによって序盤から反発した。その後、パウエル米FRB議長の講演後にNY金は2554.5ドルまで急反発した。パウエル米FRB議長はジャクソンホール会議の講演で、インフレ鈍化や労働市場の低下を受けて、政策金利の利下げに関して「時機が到来した」と明言した。このパウエル米FRB議長の発言によって9月の利下げ観測が拡大すると、米長期金利が低下して為替がドル安・ユーロ高基調進み、NY金は買われた。
NY白金もNY金と同様に、パウエル米FRB議長の講演後に急反発した。NY白金の10月限は、序盤に960ドル台まで上昇した後、946.9ドルまで下落した。しかし、その後はパウエル米FRB議長の講演後に為替がドル安・ユーロ高基調に進むと、NY白金は970.8ドルまで急反発した。
NY金12月限日足
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NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
23日のWTI原油は、続伸。WTI原油の期近10月限は前日比1.82ドル高の74.83ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同1.80ドル高の79.02ドル。RBOBガソリンの9月限は同4.14セント高の228.51セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同3.62セント高の229.97セント。
週末のWTI原油は、為替のドル安基調と米国のエネルギー需要の拡大期待が支援材料となり75ドル台まで続伸した。WTI原油の10月限は、序盤から安値拾いの買いによって上昇基調を継続した。その後、米国の利下げ観測の拡大によって、為替のドル安基調と同国のエネルギー需要の拡大期待によって、WTI原油は75.07ドルまで上値水準を切り上げた。パウエル米FRB議長はジャクソンホール会議の講演で、利下げ開始を示唆する発言をした。このパウエル米FRB議長の発言によって、米国の経済活動の活発によるエネルギー需要の拡大が連想された。
WTI原油期近10月限日足
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(CBOTコーン)
23日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比2.50セント安の391.00セント。
週末のシカゴコーンは、売り買交錯する中。続落した。プロファーマー主催のクロップツアーは、22日にアイオワ州の残りの地域とミネソタ州で終了した。今回の生産調査で主要産地となるアイオワ、イリノイ両州では過去最大規模の収量見通しが示された。一方、ミネソタ州は期待外れの内容となった。このクロップツアーの報告を受けて、シカゴコーンの12月限は、売り買いが交錯して396.25セントまで反発した後、390.75セントまで下落した。
シカゴコーン期近12月限日足
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