（ＮＹ貴金属）
２２日のＮＹ金は、大幅続落。ＮＹ金の期近１２月限は、前日比３０．８ドル安の２５１６．７ドル、ＮＹ白金の期近１０月限は、同１９．６ドル安の９５３．７ドル、ＮＹ銀の期近９月限は、同４８．８セント安の２９０４．７セント。
昨日のＮＹ金は、為替のドル高・ユーロ安基調と米国の長期金利の上昇が圧迫要因となって大幅続落した。ＮＹ金の１２月限は、序盤に２５５０ドル台で推移していた。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけに売られる展開となり、米国取引時間帯に米長期金利が上昇するとＮＹ金は２５０６．４ドルまで崩れた。この日発表された米国の７月中古住宅販売件数（季節調整済み、年換算）が、前月比１．３増の３９５万件となり強い結果となった。この７月の中古住宅販売件数の結果を受けて、米長期金利が上昇してＮＹ金の売り圧力が強まった。しかし、安値をつけてからのＮＹ金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服すると、引けにかけて２５２０ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。今晩は、パウエル米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）議長の講演が予定され、利下げに関する発言があるか注目されている。
ＮＹ白金も急反落。ＮＹ白金の１０月限は、ＮＹ金と同様に為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけに売られる展開になり、米国取引時間帯に９４４．６ドルまで急反落した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調が一服して、ＮＹ白金は引けにかけて９５３ドル前後の水準まで戻した。
ＮＹ金１２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１０月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２２日のＷＴＩ原油は、５営業日ぶりに反発した。ＷＴＩ原油の期近１０月限は前日比１．０８ドル高の７３．０１ドル、北海ブレント原油の期近１０月限は同１．１７ドル高の７７．２２ドル。ＲＢＯＢガソリンの９月限は同３．８７セント高の２２４．３７セント、ＮＹヒーティングオイルの期近９月限は同１．３８セント高の２２６．３５セント。
昨日のＷＴＩ原油は、安値拾いの買いと米国の需要の改善期待によって反発した。ＷＴＩ原油の１０月限は、序盤に７１．５８ドルまで下落した。しかし、その後は連日の下落による安値拾いの買いと米国のエネルギー需要の改善期待を背景に７３．５２ドルまで反発した。前日に公表された米ＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）議事要旨で、９月の利下げが適切との見通しが示された。この米ＦＯＭＣの議事要旨の内容を受けて、市場では利下げによる米景気の先行き懸念の後退から、エネルギー需要の改善が連想され、ＷＴＩ原油は買われた。ただ、高値をつけてからのＷＴＩ原油は、為替のドル高基調が圧迫要因となり７２．９０ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
ＷＴＩ原油期近１０月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２２日のシカゴコーンは、反落。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前日比４．７５セント安の３９３．５０セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の豊作観測によって反落した。今週から始まったプロファーマー主催のクロップツアーは、２１日に米国産トウモロコシの主産地となるイリノイ州とアイオワ州の一部の地域で実施された。米国第２の産地となるイリノイ州の単収は過去最大とした。また、最大産地のアイオワ州の西域３分の１の単収は、おおむね平均以上と見積もった。このクロップツアーの調査報告を受けて、米国産トウモロコシの豊作観測が台頭すると、シカゴコーンの１２月限は３９３．００セントまで反落した。クロップツアーは、２２日にアイオワ州の残りの地域とミネソタ州の調査で終了する。
シカゴコーン期近１２月限日足
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