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【貴金属市場】金標準は、一時1万1890円台まで急反発

2024.08.20

(貴金属市場)
20日の金標準は、急反発。金標準の中心限月6月限は前週比127円高の1万1861円。
夜間立会の金標準6月限は、序盤にNY金の軟調地合いによって1万1721円まで下落した。しかし、その後はNY金の上昇と為替の円安基調を背景に、金標準は1万1851円まで急反発した。NY金の12月限は、2549.9ドルまで最高値を更新してから利益確定の売りが台頭して2523.7ドルまで崩れた。ただ、NY金の下振れは一時的な動きとなり、引けにかけては米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調によって2540ドル台まで買い直された。
日中立会は、序盤に為替が円高方向に進み金標準は1万1787円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後は為替が円安基調になると金標準は1万1895円まで日中の高値を更新した。ただ、引けにかけては、為替の円安基調が一服して、金標準は1万1860円台まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は2540ドルを挟んだ動きとなっている。前日に2549.9ドルまで最高値を更新してから、やや上値は重くなっているが、下振れも限定的となっている。週末にジャクソンホールでのパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演を控え、目先のNY金はレンジ内での動きが予想される。金標準は、為替の円安基調が支援材料となり1万1890円台まで上昇している。1万1900円目前まで上昇する動きとなっているが、週末の米国のイベントを控え、今後は円相場の乱高下が警戒されることから、金標準の波乱の展開に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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