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【海外商品市況】週明けのNY金は続伸して、2549.9ドルまで最高値を更新

2024.08.20

(NY貴金属)
19日のNY金は、3営業日連続の上昇。NY金の期近12月限は、前週末比3.5ドル高の2541.3ドル、NY白金の期近10月限は、同2.7ドル安の962.4ドル、NY銀の期近9月限は、同45.5セント高の2930.4セント。
週明けのNY金は、最高値を更新した後は、上値が重い展開となった。NY金の12月限は、序盤に2549.9ドルまで上昇して史上最高値を更新した。しかし、最高値を更新してからのNY金は、利益確定の売りが台頭して米国取引時間帯に2523.7ドルまで崩れた。ただ、NY金の下振れは一時的な動きとなり、その後は米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調をきっかけに2540ドル台まで買い直された。この発表された7月の米景気先行指数が、前月比0.6%低下と市場予想の0.3%低下より落ち込むと、米長期金利が低下して為替がドル安・ユーロ高基調に進んだ。
NY白金は、清算値ベースで小幅反発した。NY白金の10月限もNY金と同様に、週明けの序盤に962ドル台まで反発した後、利益確定の売りによって950.7ドルまで崩れた。ただ、その後のNY白金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に967.5ドルまで反発した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
19日のWTI原油は、大幅続落。WTI原油の期近9月限は前週末比2.28ドル安の74.37ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同2.02ドル安の77.66ドル。RBOBガソリンの9月限は同4.64セント安の226.38セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は同6.52セント安の226.35セント。
週明けのWTI原油は、米国のエネルギー需要の鈍化懸念をきっかけに大幅続落した。WTI原油の9月限は、序盤に売り買いが交錯して76.00ドルを中心とした上下1.00ドル以内のレンジで動いた。しかし、その後は米国のエネルギー需要の鈍化懸念をきっかけに74.17ドルまで続落した。この日発表された7月の米景気先行指数が、前月比0.6%低下と市場予想の0.3%低下より落ち込むと、市場では同国の景気減速によるエネルギー需要の鈍化が連想されWTI原油は売られた。また、下落局面では、引き続き中国のエネルギー需要の減退を警戒した動きも売り材料となった。

WTI原油期近9月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
19日のシカゴコーンは、3営業日ぶりに反発。シカゴコーンの中心限月12月限は、前週末比7.75セント高の400.25セント。
週明けのシカゴコーンは、持ち高調整と為替のドル安基調を背景に反発した。シカゴコーンの12月限は、前週末に安値を更新してからの持ち高調整の動きによって序盤から買いが先行した。市場では今週の米国のコーンベルトで始まるプロファーマ主催によるクロップツアーの生育状況の報告待ちとなっている。その後、米国取引時間帯に為替がドル安基調に進むと、シカゴコーンは割安感によって安値拾いの買いが膨らみ400.75セントまで反発した。

シカゴコーン期近12月限日足

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