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【貴金属市場】金標準は急反発して、一時1万1545円まで上昇

2024.08.09

【お知らせ】2024年8月13日~16日まで執筆者不在のため、日中の商品コメントは休信となります。
(貴金属市場)
9日の金標準は、急反発。金標準の中心限月6月限は前日比197円高の1万1470円。
夜間立会の金標準6月限は、NY金の大幅続伸と為替の円安基調を背景に1万1520円まで急反発した。NY金の12月限は、中東情勢の悪化を警戒した安全資産としての買いによって2467.9ドルまで大幅続伸した。円相場は、1ドル=147.50円台まで円安に進んだ。
日中立会は、為替の円安基調が一段と進むと金標準は1万1545円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後は為替が円高方向に戻ると金標準は1万1444円まで上値を切り下げた。
日中のNY金は2468.3ドルまで続伸した後、2460ドル前後の水準まで下落している。今晩のNY金は、週末要因による持ち高調整の動きが予想される。また、来週14日には米国の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。よって、目先のNY金は米CPIを控えた様子見ムードになりやすい状況となっている。ただ、中東情勢の悪化が警戒されていることから、週末にイランやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが、イスラエルに対する報復攻撃を実施されると、NY金の一段の上昇が予想される。金標準は、1万1545円まで急反発しているが、引き続き中東情勢と円相場の動き次第で、波乱の展開が警戒される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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