（ＮＹ貴金属）
６日のＮＹ金は、３営業日連続の下落。ＮＹ金の期近１２月限は、前日比１２．８ドル安の２４３１．６ドル、ＮＹ白金の期近１０月限は、同４．７ドル高の９２０．２ドル、ＮＹ銀の期近９月限は、同０．９セント高の２７２１．６セント。
昨日のＮＹ金は、米国の長期金利の上昇が圧迫要因となり３営業日連続で下落した。ＮＹ金の１２月限は、序盤に２４５９．５ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調によってＮＹ金は上値を切り下げ、米国取引時間帯に入ると米長期金利の上昇をきっかけに売り圧力が強まると２４２１．８ドルまで続落した。ただ、安値をつけてからは、米長期金利の上げ一服と為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって、ＮＹ金は２４３０ドル台まで下げ幅を縮小した。
一方、ＮＹ白金は４営業日ぶりに反発した。ＮＹ白金の１０月限は、為替のドル高・ユーロ安基調とＮＹ金の軟調地合いに反応して９１３．５ドルまで下落した。しかし、その後は直近の安値となる９１３．１ドルを下抜けしなかったことによる安値拾いの買いと為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって９３３．４ドルまで急反発した。ただ、ＮＹ白金の９３３ドル台までの急反発は一時的な動きとなり、引けにかけては９２０ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
ＮＹ金１２月限日足
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ＮＹ白金１０月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
６日のＷＴＩ原油は、４営業日ぶりに反発。ＷＴＩ原油の期近９月限は前日比０．２６ドル高の７３．２０ドル、北海ブレント原油の期近１０月限は同０．１８ドル高の７６．４８ドル。ＲＢＯＢガソリンの９月限は同０．７４セント安の２３２．６２セント、ＮＹヒーティングオイルの期近９月限は同０．２８セント安の２２９．５８セント。
昨日のＷＴＩ原油は、中東情勢の悪化が支援材料となり４営業日ぶりに反発した。ＷＴＩ原油の９月限は、中東情勢の悪化によるエネルギー供給の混乱を警戒した動きによって７４．５６ドルまで反発した。イランは、イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏殺害に関与したとされるイスラエルに報復を明言している。また、イスラム教シーア派組織ヒズボラもイスラエル軍に軍事部門最高幹部を殺害されたことに対し報復の構えを見せている。しかし、その後は為替のドル高基調を背景にＷＴＩ原油は上値を切り下げ、米国取引時間帯に７２．２０ドルまで下落した。ただ、ＷＴＩ原油の下振れは一時的な動きとなり、前日の圧迫要因となった株式市場の上昇と引き続き中東情勢の悪化懸念によってＷＴＩ原油は７３．９０ドル台まで買い直された。引けにかけてのＷＴＩ原油は、買い一服の展開から７３ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
ＷＴＩ原油期近９月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
６日のシカゴコーンは、３営業日ぶりに下落。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前日比１．７５セント安の４０５．２５セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する中、３営業日ぶりに下落した。シカゴコーンの１２月限は、序盤に４０２．００セントまで下落した後、４０９．００セントまで上値水準を切り上げた。６日に発表された米国産トウモロコシの作柄状況で、「優」と「良」の合計が６７％と前週の６８％から１ポイント低下した。この作柄の後退がシカゴコーンの支援材料となった。ただ、高値をつけてからは、為替のドル高基調による割高感からシカゴコーンは引けにかけて４０４．００セントまで下落した。
シカゴコーン期近１２月限日足
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