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【貴金属市場】金標準は急反落して、一時1万1800円割れ

2024.08.01

(貴金属市場)
1日の金標準は、急反落。金標準の中心限月6月限は前日比106円安の1万1828円。
夜間立会の金標準6月限は、為替の円高基調によって1万1705円まで急落した。しかし、その後はNY金の強調地合いを背景に金標準は1万1879円まで下げ幅を縮小した。NY金の12月限は、9月の米利下げ観測によって米長期金利の低下が支援材料となり2496.6ドルまで急伸した。一方、円相場は日銀の利上げと米利下げ観測によって1ドル=150円割れまで円高に進んだ。
日中立会は、円相場が1ドル=148.40円台まで円高に進み、金標準は1万1759円まで売り直された。しかし、その後は円相場が1ドル=149円台後半まで円安方向に戻り、金標準は1万1820円台まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は、米国の利下げ観測と中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いによって2502.6ドルまで続伸している。イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラの衝突やイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉の不透明感によって、再び中東情勢の悪化の拡大が警戒されている。NY金は7月18日以来の2500ドル台まで続伸しており、引き続き地政学的リスクが金相場の下支えになると見たい。金標準は、NY金の強調地合いによって1万1705円の安値から戻り基調となっている。まだ、円相場の不安定な動きが警戒されるが、ドル安に対するNY金の上昇が今後も金標準の支援材料になるとみて、下振れ局面では買い拾われる動きも予想される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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