（貴金属市場）
３０日の金標準は、３営業日連続の上昇。金標準の中心限月６月限は前日比７６円高の１万１９１９円。
夜間立会の金標準６月限は、ＮＹ金の下落によって１万１７６８円まで崩れた。しかし、金標準の下振れは一時的な動きとなり、その後ＮＹ金が下げ幅を縮小すると１万１８４０円台まで上昇した。ＮＹ金の１２月限は、為替のドル高・ユーロ安基調によって２４１４．５ドルまで下落した後、引けにかけて２４３０ドル前後の水準まで戻した。日中立会は、ＮＹ金の反発と為替の円安基調によって金標準は１万１９２０円まで急伸した。
日中のＮＹ金は、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって２４３４ドル台まで反発している。３１日の米ＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）の政策金利の発表とパウエル米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）議長の記者会見を踏まえた持ち高調整の動きによって、ＮＹ金は前日の安値から戻り基調を維持している。今晩は、明日の米ＦＯＭＣを控え思惑による波乱の展開が警戒される。金標準は、ＮＹ金の反発と為替の円安基調によって１万１９２０円まで続伸しているが、為替の不安定な動きと米ＦＯＭＣを控え乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
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