(NY貴金属)
25日のNY金は、暴落。NY金の期近8月限は、前日比62.2ドル安の2353.5ドル、NY白金の期近10月限は、同23.9ドル安の945.7、NY銀の期近9月限は、同134.1セント安の2797.5セント。
昨日のNY金は、利益確定の売りが膨らみ暴落した。NY金の8月限は、前日の清算値決定後からの下落基調を継続して序盤から売りが先行した。その後、利益確定の売りが膨らむと米国取引時間帯に2351.9ドルまで暴落した。しかし、安値をつけてからのNY金は、下げ一服の展開から、引けにかけて2360ドル台まで下げ幅を縮小した。本日は、6月の米国の個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されている。米PCE物価指数は、インフレ指標として米FRB(連邦準備制度理事会)が重要視している経済指標となっており、発表後のNY金の値動きに注意したい。
NY白金は、為替のドル高。ユーロ安基調が圧迫要因となって直近の安値を更新した。NY白金の10月限は、序盤から売りが先行すると950ドル割れの展開となった。その後、為替のドル高・ユーロ安基調によってNY白金は下げ幅を拡大すると、米国取引時間帯に936.7ドルまで直近の安値を更新した。しかし、安値をつけてからのNY白金は、下げ一服の展開かた、引けにかけて944ドル台半ばまで戻りを見せた。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、続伸。WTI原油の期近9月限は前日比0.69ドル高の78.28ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同0.66ドル高の82.37ドル。RBOBガソリンの8月限は同1.61セント高の246.76セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は同1.88セント高の247.12セント。
昨日のWTI原油は、米国のエネルギー需要の拡大見通しを背景に続伸した。WTI原油の9月限は、為替のドル高基調と中国の景気減速懸念が圧迫要因となり、序盤に売りが先行して76.04ドルまで下落した。しかし、その後は強気な米経済指標の発表を受けて、同国のエネルギー需要の拡大見通しが支援材になると、WTI原油は78.47ドルまで続伸した。この日発表された第2四半期の米国内総生産(GDP)速報値が、2.8%増加と前月の1.4%増加や市場予想の2.0%増加を上回った。この強気な米GDPの発表によって、堅調な米国の景気が示されたことから、エネルギー需要の拡大見通しが台頭した。
WTI原油期近9月限日足
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(CBOTコーン)
25日のシカゴコーンは、4営業日連続の上昇。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比2.75セント高の420.75セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の天候リスクと米国産トウモロコシの需要拡大を背景に続伸した。シカゴコーンの12月限は、序盤に為替のドル高基調が圧迫要因となって416.25セントまで下落した。しかし、その後は米国の天候リスクと米国産トウモロコシの輸出需要の拡大によって423.50セントまで続伸した。米コーンベルトでは、高温による乾燥した予報を背景に作柄の悪化が懸念されている。また、この日発表された週間輸出成約高で、来年の米国産トウモロコシの輸出成約高が74万5200トンと予想レンジの10万~60万トンのレンジの上限より高い水準となった。ただ、高値をつけてからのシカゴコーンは、上げ一服の展開から引けにかけて421セント前後の水準まで上げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近12月限日足
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