(NY貴金属)
24日のNY金は、清算値ベースで続伸。NY金の期近8月限は、前日比8.4ドル高の2415.7ドル、NY白金の期近10月限は、同13.8ドル高の969.6、NY銀の期近9月限は、同1.5セント安の2931.6セント。
昨日のNY金は、清算値ベースでは続伸したが、その後2400ドル割れまで下落した。NY金の8月限は、米国の早期利下げ観測によって米長期金利が低下すると2433.0ドルまで大幅続伸した。しかし、その後は低下していた米長期金利が上昇するとNY金は高値から崩れ、清算値決定後に2400ドル割れの動きから2397.0ドルまで下落した。
NY白金も清算値決定後に崩れた。NY白金の10月限は、清算値決定前に為替のドル安・ユーロ高基調を背景に973.4ドルまで反発した。しかし、その後は為替がドル高・ユーロ安方向に進むと、NY白金は清算値決定後に958ドル前後まで下落した。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
24日のWTI原油は、5営業日ぶりに反発。WTI原油の期近9月限は前日比0.63ドル高の77.59ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同0.70ドル高の81.71ドル。RBOBガソリンの8月限は同3.74セント高の245.15セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は同4.25セント高の245.24セント。
昨日のWTI原油は、売り買い交錯する中、反発した。WTI原油の9月限は、序盤に連日の下落に対する安値拾いの買いによって78ドルまで反発した。しかし、その後は中国の景気減速懸念によるエネルギー需要の鈍化と中東情勢のリスク後退が圧迫要因になると、WTI原油は76.98ドルまで崩れた。ただ、WTI原油の77ドル割れは一時的な動きとなり、米国の原油在庫の減少をきっかけに、WTI原油は出直りの動きになると78.19ドルまで上昇した。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計で、原油在庫が前週比370万バレル減と市場予想の160万バレル減を大きく上回る在庫の取り崩しとなった。また、ガソリン在庫は同560万バレル減(市場予想40万バレル減)、中間留分在庫は280万バレル減(市場予想:20万バレル増)となった。この米原油・石油製品の在庫の取り崩しによって、需給の引き締まり観測が台頭してWTI原油は買われた。ただ、高値をつけてからは、為替のドル高方向の動きによる割高感からWTI原油は引けにかけて77.50ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
WTI原油期近9月限日足
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(CBOTコーン)
24日のシカゴコーンは、3営業日連続の上昇。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比0.75セント高の418.00セント。
昨日のシカゴコーンは、続伸して一時423セント台まで上値水準を切り上げた。シカゴコーンの12月限は、引き続き春から初夏にかけて米コーンベルトでの長雨の影響による作柄の悪化懸念が支援材料となって買われると、米国取引時間帯に423.75セントまで続伸した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高方向の動きによる割高がシカゴコーンの圧迫要因となり、引けにかけて418セント前後の水準まで上げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近12月限日足
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