(NY貴金属)
22日のNY金は、続落。NY金の期近8月限は、前週末比4.4ドル安の2394.7ドル、NY白金の期近10月限は、同17.3ドル安の956.6、NY銀の期近9月限は、同2.2セント高の2932.1セント。
週明けのNY金は、米国の長期金利の上昇を背景に続落した。NY金の8月限は、序盤に先週末の急落に対する自律反発によって2414.4ドルまで上昇した。しかし、NY金の上昇は一時的な動きとなり、為替がドル高・ユーロ安基調に進むとNY金は上値を切り下げた。その後、米国取引時間帯に米長期金利が上昇すると、NY金は2385.2ドルまで直近の安値を更新した。ただ、引けにかけては、米長期金利の上げ一服と為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって、NY金は2400ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
NY白金も大幅続落。NY白金の10月限は、序盤に983.8ドルまで反発した後、為替のドル高・ユーロ安基調によって上値を切り下げた。その後、米国取引時間帯に米長期金利の上昇によってNY金の下落基調が強まるとNY白金も反応して950.4ドルまで直近の安値を更新した。ただ、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって、NY白金は引けにかけて960ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
22日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油の期近9月限は前週末比0.24ドル安の78.40ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同0.23ドル安の82.40ドル。RBOBガソリンの8月限は同2.02セント高の247.06セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は同0.24セント安の243.48セント。
※WTI原油の中心限月を9月限に変更
週明けのWTI原油は、売り買いが交錯する中、3営業日連続で下落した。WTI原油の9月限は、序盤に79.13ドルまで反発した。しかし、その後は為替のドル高基調を背景に上値を切り下げると、米国取引時間帯に77.55ドルまで直近の安値を更新した。ただ、WTI原油の77.50ドル台まで下振れは限定的となり、米国の9月利下げ観測によるエネルギー需要の拡大期待と中東情勢の悪化を警戒した動きによって、WTI原油は78.40ドル台まで下げ幅を縮小した。19日に親イラン武装組織フーシ派はイスラエル中部テルアビブをドローンで攻撃した。イスラエルは、20日に報復としてフーシ派の重要な輸入拠点であるイエメン西部ホデイダ港を空爆した。これを受けてフーシ派指導者は、21日にイスラエルへの攻撃を増やすとの意向を示した。このイスラエルとフーシ派の報復合戦よる、中東情勢の悪化が警戒された。
WTI原油期近9月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
(CBOTコーン)
22日のシカゴコーンは、3営業日ぶりの反発。シカゴコーンの中心限月12月限は、前週末比10.25セント高の415.00セント。
週明けのシカゴコーンは、安値拾いの買いによって3営業日ぶりに反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤から安値を拾う買いが先行して410セント台まで上昇した。その後もシカゴコーンの上昇基調は継続して、引けにかけて415.50セントまで買い進まれた。市場ではトランプ前大統領が、米大統領に返り咲く可能性を想定した持ち高調整や安値拾いの買いが台頭した。トランプ前大統領は、輸出企業支援のためドル安を求める志向が高いとされている。
シカゴコーン期近12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi