(貴金属市場)
22日の金標準は、3営業日連続の大幅続落。金標準の中心限月6月限は前週末比171円安の1万2137円。
週末の夜間立会の金標準6月限は、NY金の値崩れによって12165円まで大幅続落した。NY金の8月限は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に2400ドルを割り込むと2395.7ドルまで崩れた。日中立会は、週明けのNY金が2414ドル台まで反発すると、金標準は1万2256円まで下げ幅を縮小した。しかし、その後はNY金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって、金標準は1万2137円まで直近の安値を更新した。
日中のNY金は、2414.4ドルまで上昇した後、2403ドル前後まで上値を切り下げている。NY金のチャートは先週末の安値から戻り基調となっているが、再び節目となる2400ドルを下抜けすると、一段の下落が警戒される。今週は、26日に米国の6月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されている。インフレ指標として米FRB(連邦準備制度理事会)が重要視している経済指標となっていることから、米PCE物価指数の発表後の相場の急変動に注意したい。金標準は、1万2137円まで下値水準を切り下げている。まだ、NY金と円相場が不安定な動きを継続していることから、一段の値崩れが警戒される。目先は、NY金が2400ドルを維持するかによって、金標準の方向性が変わってくるので注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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