(NY貴金属)
19日のNY金は、急落。NY金の期近8月限は、前日比57.3ドル安の2399.1ドル、NY白金の期近10月限は、同12.1ドル安の973.9、NY銀の期近9月限は、同92.5セント安の2929.9セント。
週末のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に2400ドル割れまで急落した。NY金の8月限は、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり序盤から売りが先行した。その後も為替のドル高・ユーロ安基調が続きNY金は利益確定の売りが膨らむと、2400ドルを割り込み2395.7ドルまで崩れた。米IT企業のソフトウエア更新が引き金となり、世界的なシステム障害が発生したことで欧州の株価が下落して、為替がドル高・ユーロ安基調に進んだ。しかし、安値をつけてからのNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一巡すると2400ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
NY白金もNY金と同様に為替のドル高・ユーロ安基調を背景に大幅続落した。NY白金の10月限は、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因になると序盤から売りが先行して963.5ドルまで直近の安値を更新した。しかし、安値をつけてからのNY白金は、為替のドル高・ユーロ安基調の一服によって978ドル前後の水準まで戻りを見せた。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
19日のWTI原油は、急落。WTI原油の期近8月限は前日比2.69ドル安の80.13ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同2.48ドル安の82.63ドル。RBOBガソリンの8月限は同6.60セント安の245.04セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は同6.77セント安の241.91セント。
週末のWTI原油は、地政学的リスクの後退と為替のドルドル高基調が圧迫要因となり急落した。WTI原油の8月限は、序盤に82.88ドルまで上昇した。しかし、その後は中東の地政学的リスクの後退と為替のドル高基調による割高感によって、WTI原油は80.07ドルまで崩れ直近の安値を更新した。ロイター通信によると、ブリンケン米国務長官がイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議の合意が間近に迫っていると発言したことを報じている。イスラエルとハマスの停戦協議が合意されると、ハマスと連帯を表明している親イラン武装組織フーシ派による船舶襲撃などが緩和されるとの見方が広がり、中東での地政学的リスクが後退してWTI原油は売られた。
WTI原油期近8月限日足
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(CBOTコーン)
19日のシカゴコーンは、小幅続落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比0.25セント安の404.75セント。
週末のシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、小幅続落した。シカゴコーンの12月限は、序盤は安値拾いの買いによって410セント台まで上昇した。しかし、高値をつけてからのシカゴコーンは、為替のドル高基調による割高感と米コーンベルトの生育に理想的な天候が圧迫要因となり404セント台まで続落した。
シカゴコーン期近12月限日足
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