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【貴金属市場】金標準は、大幅続落

2024.07.19

(貴金属市場)
19日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月6月限は前日比114円安の1万2308円。
夜間立会の金標準6月限は、NY金の上昇と為替の円安基調によって1万2485円まで反発した。しかし、その後はNY金の下落によって金標準は1万2390円台まで続落した。NY金の8月限は、米国の利下げ観測の高まりによって2478.5ドルまで上昇した後、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり2442.9ドルまで崩れた。日中立会は、NY金が2423ドル台まで下値水準を切り下げると、金標準は1万2291円まで下げ幅を縮小した。しかし、金標準の1万2300円割れは一時的な動きとなり、その後は為替の円安基調によって1万2347円まで戻した。ただ、引けにかけては1万2310円前後の水準まで売り直された。
日中のNY金は、引き続き米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり2420.8ドルまで売り込まれている。7月17日に2488.4ドルまで高値を更新してから、上値を切り下げる動きを継続している。今晩は、週末要因による持ち高調整の動きによってNY金の乱高下が予想される。金標準は、一時1万2300円を割れる動きを見せている。まだ、NY金の下落基調が継続していることから、金標準の下振れが警戒される。ただ、円相場は前日から円安方向に戻りを見せているので、1万2300円前後での動きが想定される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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