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【海外商品市況】NY金・NY白金は続落、WTI原油は小幅反落

2024.07.19

(NY貴金属)
18日のNY金は、続落。NY金の期近8月限は、前日比3.5ドル安の2456.4ドル、NY白金の期近10月限は、同3.4ドル安の1008.1、NY銀の期近9月限は、同15.3セント安の3022.4セント。
昨日のNY金は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調を背景に続落した。NY金の8月限は、序盤に米国の利下げ観測の高まりによって2478.5ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからのNY金は上値を切り下げ、米国取引時間帯に入ると米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり2442.9ドルまで崩れた。この日発表された7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が、13.9と市場予想の2.9や前回の1.3を大きく上回った。このフィラデルフィア連銀製造業景況指数の結果をきっかけに、米長期金利が上昇して為替はドル高・ユーロ安基調に進んだ。
NY白金も為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり続落した。NY白金の10月限は、序盤に1022.6ドルまで上昇した。しかし、その後のNY白金は為替のドル高・ユーロ安基調を背景に上値を切り下げると、1000ドル割れの動きとなり976.0ドルまで崩れた。

NY金8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
18日のWTI原油は、小幅反落。WTI原油の期近8月限は前日比0.03ドル安の82.82ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同0.03ドル高の85.11ドル。RBOBガソリンの8月限は同1.51セント高の251.64セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は同0.72セント安の248.68セント。
昨日のWTI原油は、売りと買いが交錯する中、清算値ベースでは小幅反落した。WTI原油の8月限は、序盤に前日の上昇基調を継続して83.82ドルまで上値水準を切り上げた。しかし、高値をつけてからのWTI原油は、前日からの上昇に対する高値警戒によって利益確定の売りが台頭すると82.04ドルまで崩れた。その後は、米利下げ観測の高まりによるエネルギー需要の拡大期待から、WTI原油は83.50ドル台まで買い直されたが、引けにかけて為替のドル高基調が圧迫要因となり82.10ドル台まで売られた。

WTI原油期近8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
18日のシカゴコーンは、反落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比6.75セント安の405.00セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの豊作観測と低調な輸出需要が圧迫要因となり3営業日ぶりに反落した。シカゴコーンの12月限は、米コーンベルトの生育に理想的な天候による豊作懸念が売り材料になると、序盤から売りが先行した。その後、弱気な結果となった米国の週間輸出成約高を受けて、シカゴコーンは404.25セントまで崩れた。この日発表された米週間輸出成約高は、旧穀の輸出成約高が43万78000万トンと市場予想の50万~80万トンの下限を下回った。この弱気な輸出需要がシカゴコーンの圧迫要因となった。また、国際穀物理事会(IGC)は2024~25年度の世界のトウモロコシ生産予想を200万トン引き上げ、12億2500万トンに上方修正したことも、シカゴコーンの売り圧力を強めた。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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