（ＮＹ貴金属）
１７日のＮＹ金は、反落。ＮＹ金の期近８月限は、前日比７．９ドル安の２４５９．９ドル、ＮＹ白金の期近１０月限は、同３．４ドル安の１００８．１、ＮＹ銀の期近９月限は、同１０８．１セント安の３０３７．７セント。
昨日のＮＹ金は、最高値の更新後に利益確定の売りによって反落した。ＮＹ金の８月限は、米国の早期利下げ観測を背景に為替がドル安・ユーロ高方向に進むと２４８８.４ドルまで上昇して最高値を更新した。この日はウォラー米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）理事が講演で、「利下げが可能になる地点に近づいている」と明言したことで、米利下げ観測が高まりドルが売られた。しかし、最高値をつけてからのＮＹ金は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きが一服すると、高値警戒から利益確定の売りが膨らみ２４５５．５ドルまで崩れた。ただ、ＮＹ金の２４５５ドル台までの下落は一時的な動きとなり、引けにかけては２４６３ドル前後の水準まで戻りを見せた。
ＮＹ白金も売り買い交錯する動きの中、反落した。ＮＹ白金の１０月限は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって１０４２．２ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高方向の一服とＮＹ金の値崩れによってＮＹ白金は利益確定の売りが膨らみ、１００６．１ドルまで下落した。
ＮＹ金８月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１０月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
１７日のＷＴＩ原油は、急反発。ＷＴＩ原油の期近８月限は前日比２．０９ドル高の８２．８５ドル、北海ブレント原油の期近９月限は同２．３８ドル高の８５．０８ドル。ＲＢＯＢガソリンの８月限は同２．３８セント高の２５０．１３セント、ＮＹヒーティングオイルの期近８月限は同２．５２セント高の２４９．４０セント。
昨日のＷＴＩ原油は、為替のドル安方向の動きと米国の原油在庫の大幅減少を背景に８３ドル台まで急反発した。ＷＴＩ原油の８月限は、為替のドル安方向の動きによって欧州取引時間帯から上値を切り上げる展開となった。その後、米国取引時間帯に発表された原油在庫の大幅減少を受けて、ＷＴＩ原油は８３．１０ドルまで買い進まれた。この日発表されたＥＩＡ（米エネルギー情報局）の週間在庫統計で、原油在庫が前週比４９０万バレル減と市場予想の３万バレル減より大幅な在庫の取り崩しとなった。一方、ガソリン在庫は同３３０万バレル増、中間留分在庫は同３５０万バレルと在庫は積み増しとなったが、先週のハリケーンの影響による石油精製施設の操業停止が影響したとみられ、売り材料にならなかった。
ＷＴＩ原油期近８月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
１７日のシカゴコーンは、続伸。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前日比３．００セント高の４１１．７５セント。
昨日のシカゴコーンは、為替のドル安方向の動きとエタノール在庫の減少が支援材料となって続伸した。シカゴコーンの１２月限は、序盤から買いが先行して４１３．２５セントまで続伸した。この日、外国為替市場ではドル売りが強まり、シカゴコーンは割安感によって買われた。しかし、高値をつけてからのシカゴコーンは、米国産トウモロコシの良好な作柄状況や米コーンベルトの生育に理想的な天候が上値を抑えると、シカゴコーンは４０９セント台まで上げ幅を縮小した。ただ、シカゴコーンの下押しは限定的となり、その後はエタノール在庫の減少が支援材料になり、引けにかけて４１２セント台まで買い直された。この日発表されたＥＡＩの週間在庫統計で、トウモロコシを原料とするエタノールの在庫が前週の２３６０万バレルから２３１６万バレルに減少した。
シカゴコーン期近１２月限日足
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