(貴金属市場)
17日の金標準は、急騰。金標準の中心限月6月限は前日比135円高の1万2562円。
夜間立会の金標準6月限は、NY金の強調地合いによって2024年7月12日の高値1万2467円を上抜けして1万2604円まで上昇した。NY金の8月限は、米国の年内利下げ観測の高まりを背景に、米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり2474.5ドルまで急伸した。日中立会は、NY金が2487ドル台まで続伸すると、金標準は為替の円安基調もあって1万2679円まで最高値を更新した。しかし、その後はNY金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって、金標準は1万2536円まで上げ幅を縮小した。ただ、引けにかけては1万2560円まで買い直された。
日中のNY金は2024年5月20日の高値2477.0ドルを上抜けして2487.2ドルまで過去最高値を更新している。引き続き、米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調がNY金の支援材料となっている。市場では、米国の年内利下げ観測の高まりによって、米長期気金利は低下している。ただ、今晩の米国市場では主要な経済指標の発表が予定されていないことから、連日の上昇による修正安も警戒される。金標準は、 1万2679円まで最高値を更新してから上値を切り下げている。最高値を更新したことで、目先の金標準はNY金と同様に下振れが警戒される局面となっている。ただ、米利下げ観測の高まりは、今後もNY金と金標準の支援材料になるとみて、金標準の下振れの動きは限定的になると想定したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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