(貴金属市場)
16日の金標準は、急反発。金標準の中心限月6月限は前週末比83円高の1万2427円。
15日から16日にかけての夜間立会の金標準6月限は、NY金の上昇によって1万2402円まで反発したが、その後はNY金の上げ一服の展開から1万2340円前後の水準まで上げ幅を縮小した。NY金の8月限は、米長期金利の上昇と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に2445.0ドルまで続伸した後、2424ドル台まで上値を切り下げた。日中立会は、NY金が2437ドル台まで上昇すると、金標準は為替の円安基調も支援材料となり1万2450円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後は上げ一服の展開から、引けにかけて1万2430円前後の水準まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、米長期金利の低下を背景に2437.5ドルまで続伸している。先週の米インフレ指標の鈍化を受けて市場では利下げ観測が高まっている。週明けも米長期金利が低下していることを踏まえると、NY金の堅調地合いは続くとみたい。金標準は、1万2450円まで上昇して、2024年7月12日につけた1万2467円の最高値を目指す動きとなっている。NY金の堅調地合いは支援材料となっているが、円相場が先週末から不安定な動きとなっている。よって、目先の金標準は円相場の動き次第となっている。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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