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【貴金属市場】白金標準は、大幅続落

2024.07.10

(貴金属市場)
10日の白金標準は、大幅続落。白金標準の中心限月6月限は前日比103円安の5130円。
夜間立会の白金標準6月限は、NY白金の軟調地合いに反応して一時以5115円まで大幅続落したが、その後は5150円前後の水準まで下げ幅を縮小した。NY白金の10月限は、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり992.1ドルまで下値水準を切り下げた。日中立会は、NY白金が1001ドル台まで上昇すると、白金標準は為替の円安基調もあって5170円まで戻した。しかし、白金標準の5170円までの戻りは一時的な動きとなり、NY白金が995ドル台まで続落すると、白金標準は5130円まで売り直された。
日中のNY白金は1000ドル前後で推移して、軟調地合いを継続している。前日に992.1ドルまで下落してから戻り基調となっているが、1000ドルを超えると上値は重くなっている。今晩もパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の下院での議会証言が予定され、NY白金はその内容次第となっている。前日の上院での議会証言では、利下げ観測の後退によって為替がドル高・ユーロ安基調となり、NY白金は売られた。下院での議会証言でも同様の動きが予想されることから、NY白金の一段の値崩れが警戒される。白金標準は、NY白金の軟調地合いによって続落しているが、NY白金の値崩れが警戒されることかから、白金標準は夜間立会での下値水準の切り下げに注意したい。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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