投資助言サービス担当アナリスト(村石充)が、外国為替市場の状況(16時15分時点)をお伝えいたします。※動画によるテクニカル分析は動画コンテンツをご覧ください。
米ドル/円
米ドル/円は前日比0.350円安の161.360円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は上値の重い展開となり、陰線を形成していますが、下値は5日EMA(161.270円近辺)がサポート役として機能しています。
トップサイクルは、本日で49本目となり、平均トップサイクル(55本)を考慮すると、トップ形成までに日柄は6日程度残っています。そのため、目先は5日EMA(161.270円近辺)を下抜けない限りは上値を試す展開が想定されます。
ただ、思わぬ下落の備えて、直近安値を下抜ける水準でストップ注文を設定するなど、想定外の動きに対処できる戦略は必要です。
ポンド/円
ポンド/円は前日比0.29円安の205.80円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は昨日の相場で一時206.24円まで上昇しました。本日は売りが優勢となり、昨日の上げ幅を削る展開となっています。
オシレータ系指標を考察すると、MACDはプラス圏で推移し、ファストストキャスティクスは80%以上の水準で指数密集圏を形成、スローストキャスティクスも80%以上の水準で指数密集圏を推移しているため、上値を試す展開に変化はありません。
トップサイクルは、本日で27本目となり、平均トップサイクル(24本)を考慮すると、トップ形成の時間帯に絡んでいます。
目先は、5日EMA(204.96円近辺)を下抜けない限り、上値を試す可能性が高まるものの、トップ形成の展開も想定しておく必要がありそうです。思わぬ反落に備えたストップ注文の設定は必要です。
メキシコペソ/円
メキシコペソ/円は前日比0.015円高の8.900円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は5日EMA(8.850円近辺)をサポートに底固く推移しています。
各オシレータ系指標を考察すると、MACDはマイナス圏で上昇傾向を続け、ファストストキャスティクスは%Kが80%以上に推移し、スローストキャスティクスは%Dが80%以上に上昇しているため、底堅い展開を暗示しています。
トップサイクルは本日で33本目となり、ボトムサイクルは本日で17本目を形成しています。
目先は、実線が5日EMA(8.850円近辺)をサポートに75日EMA(8.910円近辺)を上抜けることができるか注目されます。
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
投資助言サービス担当 テクニカルアナリスト 村石
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