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【海外商品市況】NY金は、急反発。一方、NY白金は急反落。WTI原油は続伸

2024.06.28

(NY貴金属)
27日のNY金は、急反発。NY金の期近8月限は、前日比23.4ドル高の2336.6ドル。NY白金の期近10月限は、同29.9ドル安の1006.2ドル。NY銀の期近9月限は、同日と変わらずの2925.6セント。
昨日のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調と米国の長期金利の低下を背景に急反発した。NY金の8月限は、序盤に2306.8ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高方向の動きによってNY金は出直りの展開となり、米国取引時間帯に2342.0ドルまで上昇した。この日発表された米国の第1四半期のGDP(国内総生産)の確定値が1.4%増と改定値の1.3%増から小幅に上方修正されたが、前期3.4%増から大きく低下した。また、5月の耐久財受注は、0.1%と市場予想の-0.1%を上回ったが、前回の0.2%(改定値)より低い結果となった。この弱気な結果となった米国の経済指標を受けて、市場では早期利下げ観測が再び再燃すると、米長期金利が低下して、為替のドル安・ユーロ高方向の動きが強まった。ただ、高値をつけてからのNY金は上げ一服の展開となり、引けにかけては2330ドル台後半で揉み合う動きとなった。
一方、NY白金は利益確定の売りによって急反落した。NY白金の10月限は、序盤に1031.0ドルまで上昇した。しかし、その後は前日の高値更新による反動からNY白金は利益確定の売りが膨らみ上値水準を切り下げると、1000.8ドルまで急反落した。

NY金8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
27日のWTI原油は、続伸。WTI原油の期近8月限は前日比0.84ドル高の81.74ドル、北海ブレント原油の期近8月限は同1.14ドル高の86.39ドル。RBOBガソリンの7月限は同0.10セント高の254.56セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同1.01セント高の254.76セント。
昨日のWTI原油は、中東情勢の悪化と為替のドル安基調が支援材料となり一時82ドル台まで続伸した。WTI原油の8月限は、序盤に80.51ドルまで下落した。しかし、その後は中東情勢の悪化による供給懸念と為替のドル安基調による割安感から、WTI原油は82.04ドルまで続伸した。イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘の激化懸念が高まっている。これによって産油国を含む中東全体の紛争の広がりによるエネルギーの供給混乱が警戒された。

WTI原油期近8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
27日のシカゴコーンは、6営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比2.75セント安の433.750セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の作付面積の発表前の持ち高調整の動きによって続落した。シカゴコーンの12月限は、28日に発表される米国の作付面積の発表を控えた持ち高調整の動きによって売り買いが交錯する展開と433.00セントまで直近の安値を更新した。米国の作付面積のアナリスト予想では、9035万3000エーカーと3月に発表された9003万6000エーカーを上回る見通しとなっている。発表は日本時間29日1時となっている。

シカゴコーン期近12月限日足

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