投資助言サービス担当アナリスト(村石充)が、外国為替市場の状況(16時50分時点)をお伝えいたします。※動画によるテクニカル分析は動画コンテンツをご覧ください。
米ドル/円
米ドル/円は前日比0.335円安の160.550円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は5日EMA(160.01円近辺)がサポート役となり、底堅い展開が続いています。
オシレーター系指標は、いずれも上値を試す展開に変化はありません。
トップサイクルは、本日で44本目となり、平均トップサイクル(55本)を考慮すると、トップ形成までに日柄が残っています。そのため、目先は5日EMA(160.01円近辺)を下抜けない限りは上値を試す展開が想定されます。
下値を切り上げているため、思わぬ下落の備えて直近安値を下抜ける水準でストップ注文を設定するなど、想定外の動きに対処できる戦略は必要です。
ポンド/円
ポンド/円は前日比0.14円安の202.89円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は5日EMA(202.46円近辺)がサポート役となり、底堅い展開が続いています。
オシレータ系指標を考察すると、MACDはプラス圏で横這い推移となり、ファストストキャスティクスは80%近辺で指数密集圏を形成し、スローストキャスティクスも80%以上の水準で推移しているため、上値を試す展開を暗示しています。
トップサイクルは、本日で22本目となり、平均トップサイクル(24本)を考慮すると、トップ形成の時間帯に入ります。
目先は、5日EMA(202.46円近辺)を下抜けない限り、上値を試す可能性が高まりそうですが、トップ形成の展開も想定しながら、思わぬ反落に備えたストップ注文の設定は必要です。
メキシコペソ/円
メキシコペソ/円は前日比変わらずの8.775円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は10日EMA(8.730円近辺)や200日EMA(8.720円近辺)がサポート役となり、底固く推移しています。
各オシレータ系指標を考察すると、MACDはマイナス圏で上昇傾向を続け、ファストストキャスティクスは中段保ち合い圏で上向きに推移、スローストキャスティクスは80%以上の水準から下方離脱しています。
トップサイクルは本日で28本目となり、ボトムサイクルは本日で12本EMAを形成しています。
目先は、実線が10日EMA(8.730円近辺)をサポートに25日EMA(8.810円近辺)を上抜けることができるか注目されます。
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
投資助言サービス担当 テクニカルアナリスト 村石
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