フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

投資情報ナビ

【海外商品市況】為替のドル高基調を背景に、NY金・NY白金・WTI原油は下落

2024.06.26

(NY貴金属)
25日のNY金は、反落。NY金の期近8月限は、前日比13.6ドル安の2330.8ドル。NY白金の期近7月限は、同5.4ドル高の1001.8ドル。NY銀の期近7月限は、同65.7セント安の2886.8セント。
昨日のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に2327ドル台まで反落した。NY金の8月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって2349.7ドルまで上昇した。しかし、その後は為替がドル高・ユーロ安基調に転換するとNY金は下落基調となり、米国取引時間帯に2327.1ドルまで反落した。下落局面では、米国の長期金利の上昇も圧迫要因となった。ただ、引けにかけては、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りによって、NY金は2332ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY白金も為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり、7営業日ぶりに下落した。NY白金の7月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって1008.4ドルまで上昇した。しかし、その後が為替がドル高・ユーロ安基調に進むと、NY白金は983.5ドルまで下落した。ただ、引けにかけては下げ一服の展開から987ドル前後まで戻りを見せた。

NY金8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、反落。WTI原油の期近8月限は前日比0.80ドル安の80.83ドル、北海ブレント原油の期近8月限は同1.00ドル安の85.01ドル。RBOBガソリンの7月限は同032セント高の251.47セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同1.20セント安の250.94セント。
昨日のWTI原油は、為替のドル高基調が圧迫要因となり80.30ドル台まで反落した。WTI原油の8月限は、序盤に世界的な需給の引き締まり観測や為替のドル安方向の動きによる割安感によって81.90ドルまで上昇した。北半球では、夏場のドライブシーズンによる燃料需要の拡大が期待されている。一方、供給面では中東情勢の悪化による供給混乱が警戒されている。しかし、高値をつけてからは、為替がドル高・ユーロ安基調に進むとWTI原油は上値を削る転換となり、その後は米国のエネルギー需要の鈍感懸念によって80.55ドルまで崩れた。この日発表された6月の米消費者信頼感指数が、100.4となり前月の101.3(改定値)より低下した。この弱気な内容となった米消費者信頼感指数によって、市場では米国の景気後退に伴うエネルギー需要の鈍化が連想され、WTI原油は売られた。

WTI原油期近8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
25日のシカゴコーンは、大幅続落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比8.75セント安の443.00セント。
昨日のシカゴコーンは、為替のドル高基調と米国の高水準な作柄状況が圧迫要因となって441セントまで続落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に453.00セントまで上昇した。今週発表された米国産トウモロコシの作柄状況で、「優」と「良」の合計が69%と前週の72%から低下したことから、シカゴコーンは買われた。しかし、前年比では19ポイント高い水準となっていることから、その後のシカゴコーンは上値を削る展開となった。そして、欧州取引時間帯から為替がドル高基調に進むとシカゴコーンは割高感によって売り圧力が強まり、米国取引時間帯に441.00セントまで直近の安値を更新した。

シカゴコーン期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/

【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

  • プライム情報・記事一覧
  • 経済カレンダー
  • 相場表

▲ PAGE TOP