（ＮＹ貴金属）
２４日のＮＹ金は、反発。ＮＹ金の期近８月限は、前週末比１３．２ドル高の２３４４．４ドル。ＮＹ白金の期近７月限は、同５．４ドル高の１００１．８ドル。ＮＹ銀の期近７月限は、同８．９セント安の２９５２．５セント。
週明けのＮＹ金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に２３４７ドル台まで反発した。ＮＹ金の８月限は、序盤に２３２９．５ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調と米国の長期金利の上げ一服の動きによって、ＮＹ金は出直りの動きとなると２３４７．５ドルまで反発した。今週は、米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）高官らの講演や週末に５月の米個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数の発表が予定されている。今後の米ＦＲＢの金融政策に関する手がかりとなるイベントが続くことから、週明けのＮＹ金は持ち高調整の動きも見られた。
ＮＹ白金は、６営業日連続で上昇。ＮＹ白金の７月限は、序盤に９８９．５ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからは為替のドル安・ユーロ高基調によって、ＮＹ白金は反発すると１０１２．３ドルまで続伸した。ただ、１０１２ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、為替のドル安・ユーロ高基調が一服すると、ＮＹ白金は引けにかけて１０００ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
ＮＹ金８月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金７月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２４日のＷＴＩ原油は、反発。ＷＴＩ原油の期近８月限は前週末比０．９０ドル高の８１.６３ドル、北海ブレント原油の期近８月限は同０．７７ドル高の８６．０１ドル。ＲＢＯＢガソリンの７月限は同０．２２セント安の２５１．１５セント、ＮＹヒーティングオイルの期近７月限は同２．９９セント高の２５２．１４セント。
週明けのＷＴＩ原油は、為替のドル安基調と需給の引き締まり観測によって８１．７０ドル台まで反発した。ＷＴＩ原油の８月限は、為替のドル安基調による割安感によって買いが先行して８１．１０ドル台まで上昇した。その後、一旦８０．２０ドル台まで下落したが、ＷＴＩ原油の下振れは一時的な動きとなり、再び上昇基調に戻ると引けにかけて８１．７８ドルまで買い進まれた。北半球では夏場のドライブシーズンを迎えた燃料需要の拡大期待が高まっている。一方、中東情勢の悪化懸念によるエネルギー供給不安が警戒されている。この需要と供給の状況によって、世界的な需給の引き締まり観測がＷＴＩ原油の支援材料となった。
ＷＴＩ原油期近８月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２４日のシカゴコーンは、３営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前週末比１．５０セント安の４５１．７５セント。
※本日からシカゴコーンの中心限月は１２月限に変更。
週明けのシカゴコーンは、今週末に発表される米国の作付け面積の発表を控え４４３セント台まで続落した。シカゴコーンの１２月限は、序盤に為替のドル安基調による割安感によって４５５．００セントまで上昇した。しかし、その後は今週末に発表される米作付け面積の拡大予想が圧迫要因になると、シカゴコーンは４４３．００セントまで崩れた。６月１日時点の米国産トウモロコシの作付け面積は９０３５万３０００エーカーと予想されている。３月時点の９００３万６０００エーカーを上回る予想によって、米国産トウモロコシの生産拡大観測が広がった。ただ、安値をつけてからは、米国産トウモロコシの作柄の後退予想によって、シカゴコーンは引けにかけて４５２セント台まで下げ幅を縮小した。引け後の発表される米国産トウモロコシの作柄予想で、「優」と「良」の合計が６９％と前週の７２％から３ポイント低下すると見られている。
シカゴコーン期近１２月限日足
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