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【海外商品市況】週末のNY金は2350ドル台まで急反発

2024.06.15

(NY貴金属)
14日のNY金は、急反発。NY金の期近8月限は、前日比31.1ドル高の2349.1ドル。NY白金の期近7月限は、同4.0ドル高の958.6ドル。NY銀の期近7月限は、同40.6セント高の2947.2セント。
週末のNY金は、欧州の株式市場の下落を背景に急反発した。NY金の8月限は、欧州取引時間帯から買われる展開となり2352.3ドルまで急反発した。フランスのマクロン大統領が国民議会の解散・総選挙に踏み切ると表明したことで、フランスの政局不安が台頭して欧州の株式市場が下落した。この欧州の株式市場の下落によって、市場ではリスク回避の動きからNY金に買いが入った。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高・ユーロ安基調によって、NY金の上値は抑えられ2340ドル割れまで上げ幅を縮小した。ただ、NY金の下押しは一時的な動きとなり、引けにかけては2350ドル前後の水準まで買い直された。
NY白金も、反発した。NY白金の7月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安基調を背景に947.5ドルまで下落した。しかし、その後はNY金の上昇に反応して、NY白金は出直りの動きになると、引けにかけて963.5ドルまで反発した。

NY金8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は、5営業日ぶりに反落。WTI原油の期近7月限は前日比0.17ドル安の78.45ドル、北海ブレント原油の期近8月限は同0.13ドル安の82.62ドル。RBOBガソリンの7月限は同1.60セント安の239.96セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同1.62セント安の247.06セント。
週末のWTI原油は、売り買い交錯する動きの中、5営業日ぶりに反落した。WTI原油の7月限は、強気なエネルギー需要見通しが支援材料となり79.15ドルまで上昇した。今週発表されたOPEC月報で、2024年の世界の石油需要見通しを従来の水準に据え置いた。また、EIA(米エネルギー情報局)は2024年の石油・液化燃料の需要見通しを上方修正した。この強気な需要見通しが、WTI原油の上昇要因となった。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高基調による割高感や米国の景気先行き不安によってWTI原油は78.10ドル台まで急反落した。この日発表された6月の米ミシガン大学消費者景況感指数(暫定値)が、65.6となり前月の69.1(確報値)と市場予想の72.0を下回った。この弱気な内容となった米ミシガン大学消費者景況感指数の発表を受けて、市場では米景気先行き懸念が台頭した。ただ、引けにかけてのWTI原油は、売り買い交錯する動きとなり、78.40ドル台から78.80ドル台で揉み合う展開となった。

WTI原油期近7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
14日のシカゴコーンは、3営業日ぶりに反落。シカゴコーンの期近7月限は、前日比8.50セント安の450.00セント。
週末のシカゴコーンは、為替のドル高基調や利益確定の売りによって反落した。シカゴコーンの7月限は、序盤に米国コーンベルトの天候リスクを背景に459.50セントまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高基調による割高感と利益確定の売りによって448.00セントまで反落した。

シカゴコーン期近7月限日足

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