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【貴金属市場】金標準は急落して、一時1万1552円まで直近の安値を更新

2024.06.10

(貴金属市場)
10日の金標準は、急落。金標準の中心限月4月限は前日比286円安の1万1610円。
週末の夜間立会の金標準4月限は、NY金の値崩れによって1万1552円まで急落した。NY金の8月限は、米国の5月雇用統計の発表後に2304.2ドルまで崩れた。5月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数が27万2000人増と市場予想の18万5000人増を大幅に上回ったことによって、市場では米利下げ観測が後退して、NY金は売られた。
週明けの日中立会は、NY金の戻り基調と為替の円安方向の動きによって、金標準は1万1636円まで下げ幅を縮小した。しかし。その後はNY金の戻り基調が一服すると、金標準は1万1605円まで売り直された。ただ、引けにかけては1万1610円台を中心とした揉み合う展開となった。
週明けのNY金は2318ドル台まで戻してから、再び2310ドル前後まで売り直されている。先週末の米雇用統計の結果によって、市場では米利下げ観測が後退してNY金は軟調地合いを継続している。今週は、12日に米FOMC(連邦公開市場委員会)による政策金利の発表とパウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見が予定されている。利下げ後退観測が強まっていることから、米FOMCまでのNY金は軟調地合いが想定される。ただ、その後は米FOMCとパウエル米FRB議長の記者会見次第となっていることから、NY金の波乱の展開に注意したい。金標準は、NY金の値崩れによって1万1600円前後の水準まで急落している。ただ、NY金が下げ止まっていることから、夜間立会では金標準は1万1600円台での動きが予想される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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