(貴金属市場)
22日の白金標準は、反発。白金標準の中心限月4月限は前日比56円高の5283円。
夜間立会の白金標準4月限は、序盤にNY白金の値崩れによって5200円を割り込み5165円まで下値水準を切り下げた。しかし、安値をつけてからは、NY白金の出直りの動きによって白金標準は5317円まで急反発した。NY白金の7月限は、1039.6ドルまで下落した後に1070.9ドルまで下げ幅を縮小した。日中立会は、NY白金の堅調地合いによって白金標準は5322円まで上げ幅を拡大したが、その後はNY白金が1057ドル台まで下振れすると白金標準は5265円まで水準を下げた。ただ、白金標準の5260円台での下落は一時的となり、為替が円安方向に動くと白金標準は5290円台まで買い直される動きも見せた。
日中のNY白金は、再び1060ドル割れの動きとなっている。チャートは5月20日に1105ドルまで上昇してから崩れている。ロウソク足は、前日の安値から1070ドル台まで戻りを見せたが、その後は再び1060ドル割れの動きを踏まえると、NY白金の下振れが警戒される。白金標準は、5165円まで下落してから100円以上の戻りを見せている。NY白金の下振れが警戒される状況となっているが、白金標準は為替の円安基調が下支えとなることから、白金標準の下げは限定的になると予想される。目先は5200円台で下値堅め展開になるか見極めたい。
白金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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