（貴金属市場）
２１日の白金標準は、急落。白金標準の中心限月４月限は前日比１９５円安の５２２７円。
夜間立会の白金標準４月限は、序盤からＮＹ白金の値崩れによって下落基調になると５２７６円まで急落した。ＮＹ白金の７月限は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に１０５６．３ドルまで崩れた。日中立会は、ＮＹ白金が前日からの値崩れを継続して１０４０.５ドルまで続落すると、白金標準は５１７９円まで下値水準を切り下げた。しかし、日中立会の安値をつけてからは、ＮＹ白金の下げが一服すると白金標準は５２２７円まで下げ幅を縮小した。
日中のＮＹ白金は続落して１０４０．５ドルまで売り込まれている。２０２４年５月９日から７営業日連続で上昇して前日は１１０５ドルまで高値を更新していたことから、その後は利益確定の売りが膨らみＮＹ白金は崩れている。また、前日の下落基調のきっかけとなったドル／ユーロ相場は、ドル高・ユーロ安方向の動きを維持していることから、ＮＹ白金は一段の下振れが警戒される。白金標準は５１７９円まで急落してから、５２２０円台まで戻りを見せている。ただ、ＮＹ白金の下振れが警戒される状況となっていることから、白金標準の下値水準を切り下げる動きに注意したい。
白金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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