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【海外商品市況】NY金は続伸して、連日の高値更新

2024.03.06

(NY貴金属)
5日のNY金は、4営業日連続の上昇。NY金期近4月限は前日比15.6ドル高の2141.9ドル、NY白金期近4月限は17.1ドル安の887.2ドル、NY銀期近5月限は同0.7セント安の2398.4セント。
昨日のNY金は、米国の利下げ観測の拡大によって続伸して一時2150ドル台まで上昇した。NY金の4月限は、序盤から米長期金利の低下によって強調地合いを維持して2130ドル台まで取引水準を上げた。その後、米国取引時間帯に早期利下げ観測が拡大すると、米長期金利が一段と低下してNY金は2150.5ドルまで上値水準を切り上げた。しかし、高値をつけてからは、低下していた米長期金利が下げ止まるとNY金は上げ一服となり、引けにかけて2136ドル台まで上値水準を切り下げた。目先は、日本時間6日の24時に行われるパウエル米FRB(米連邦準備制度理事会)議長の下院金融委員会での議会証言に注目される。先週から米経済指標が弱い結果が続いていることから、市場では早期利下げ観測が拡大している。この状況の中で、パウエル米FRB議長の利下げの時期に関して何らかの発言があった場合、NY金は大きく動く可能性があるので注意したい。
一方、NY白金は、3営業日ぶりに反落した。NY白金の4月限は、先週末からの上昇に対する利益確定の売りによって、序盤から下落すると900ドル割れの動きとなった。その後も軟調地合いは続き米国取引時間帯に884.0ドルまで崩れた。ただ、引けにかけては下げ一服の展開から886ドル台まで下げ幅を縮小した。

NY金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
5日のWTI原油は、続落。WTI原油期近4月限は前日比0.59ドル安の78.15ドル、北海ブレント原油期近5月限は同0.76ドル安の82.04ドル。RBOBガソリン4月限は同5.29セント安の253.28セント、NYヒーティングオイル期近4月限は同4.07セント安の260.65セント。
昨日のWTI原油は、中国の景気先行き不安によって続落した。中国の14期全人代(全国人民代表大会)の第2回会議で、李強首相は2024年の経済成長率目標を前年と同じ「5%前後」の水準に据え置き、目標の達成は「容易ではない」との見解を示した。これを受けて、市場では中国の景気先行き不安によるエネルギー需要の低下が警戒されると、WTI原油の4月限は77.52ドルまで続落した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高方向の動きによる割安感によってWTI原油は79.49ドルまで反発した。ただ、79ドル台の動きは一時的となり、その後為替がドル高・ユーロ安基調に戻るとWTI原油は78ドル前後の水準まで売り直された。

WTI原油期近4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
5日のシカゴコーンは、反落。期近5月限は前日比4.25セント安の425.75セント。
昨日のシカゴコーンは、持ち高調整の動きによって反落した。シカゴコーンの5月限は、週末の米農務省が発表する需給報告を控え、序盤から安値拾いの買いが一巡して軟調地合いとなった。その後も軟調地合いが続き、米国取引時間帯に425.00セントまで売り込まれた。米農務省の需給報告は日本時間9日2時に予定されている。それまでは、発表を控えた持ち高調整の動きによるレンジ相場が予想される。

シカゴコーン期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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