（貴金属市場）
４日の金標準は、急騰。金標準の中心限月２月限は前日比１７０円高の１００６５円。
週末の夜間立会の金標準の２月限は、ＮＹ金の急伸に反応して２０２３年１２月４日以来の１万円の大台まで上昇すると、１００７２円まで過去最高値を更新した。ＮＹ金の４月限は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きや米国の長期金利の低下を背景に２０９７．１ドルまで急伸した。日中立会の金標準は、週明けのＮＹ金の上げ一服の動きと為替の円高方向の動きから１００２８円まで上げ幅を縮小した。しかし、金標準の下振れは一時的となり、その後は為替の円安基調によって１００６５円まで買い直された。
日中のＮＹ金は、２０９０ドルを挟んだ水準まで反落している。先週末の急伸に対する上げ一服の展開から、上値水準を切り下げている。今週は、７日にＥＣＢ（欧州中央銀行）の金融政策の発表、週末に米雇用統計の発表が予定されている。欧米の金融政策に対する思惑によってＮＹ金の波乱の展開が警戒されることから、週末にかけてＮＹ金の動きに注意したい。金標準は、過去最高値を更新してから上げ一服となっている。高値を更新したことによる利益確定の売りが出やすい状況となっていることから、目先の下振れが警戒される。ただ、相場は上昇基調を継続していることから、下振れ局面で買い拾われる動きが想定される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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