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【石油市場】前日のWTI原油の上昇によって、ドバイ原油は7万3000円台まで反発

2024.02.27

(石油市場)
27日のドバイ原油は、反発。ドバイ原油の中心限月7月限は前日比1200円高の7万3200円。
夜間立会のドバイ原油7月限は、序盤にWTI原油の軟調地合いによって71840円まで下落した。しかし、その後はWTI原油が出直りの動きから上昇基調に転換すると、ドバイ原油は為替の円安基調も支援材料となり7万3550円まで急反発した。ただ、高値をつけてからは、WTI原油が一服して為替が円高方向に戻り、ドバイ原油は7万3070円まで上値水準を切り下げた。WTI原油の4月限は、序盤に75.84ドルまで下値水準を切り下げたが、その後は中東情勢の悪化による供給混乱を警戒した動きによって78.03ドルまで反発した。日中立会のドバイ原油は、WTI原油の軟調地合いと為替の円高方向の動きから7万3000円割れの展開となり、13時過ぎに7万2860円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後はWTI原油の下げ一服と為替の円安基調への戻りによって、ドバイ原油は7万3200円まで買い直された。
日中のWTI原油は、前日の上昇に対する反動安の動きによって一時77.48ドルまで下落している。先週から78ドル台まで上昇してから上値の重い展開が続いており、75ドル台から78ドル台での揉み合い相場となっている。今回も78ドル台から反落したことを踏まえると、目先は76ドル前後の水準までの下振れが警戒される。ただ、中東情勢の悪化による供給混乱を警戒した動きが引き続き原油相場の下支えになると見て、下振れは限定的な動きになると見たい。ドバイ原油は7万3000円台まで反発している。ただ、2月15日に7万4250円まで上昇してから上値水準は切り下げている。WTI原油と同様に先週から7万1000円台と7万4000円台のレンジ内での揉み合いの展開が続いており、現在のWTI原油の上値水準の切り下げを踏まえると夜間立会では反落の動きが警戒される。ただ、中東情勢の悪化や為替の円安基調が続いているこから、ドバイ原油は下振れ局面では買い拾われる動きが続くと見たい。

ドバイ原油の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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