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【海外商品市況】NY金は反落。一方、WTI原油は反発

2024.02.27

(NY貴金属)
26日のNY金は、反落。NY金期近4月限は前週末比10.5ドル安の2038.9ドル、NY白金期近4月限は28.5ドル安の881.1ドル、NY銀期近3月限は同45.6セント安の2252.6セント。
週明けのNY金は、米国の長期金利の上昇を背景に反落した。NY金の4月限は、序盤に米長期金利の低下や為替のドル安・ユーロ高基調によって2046.8ドルまで上昇した。しかし、その後は低下していた米長期金利が上昇に転じると、NY金は米国取引時間帯に2034.1ドルまで崩れた。ただ、NY金の2034ドル台の下振れは一時的な動きとなり、その後為替のドル安・ユーロ高基調が下支えになると、引けにかけて2040ドル台を回復する動きを見せた。
NY白金は、NY金やパラジウムの下落に反応して3営業日ぶりに反落した。NY白金の4月限は、序盤からNYパラジウムの軟調地合いに引っ張られ売りが先行すると、欧州取引時間帯に900ドル割れの展開となった。その後、米国取引時間帯に米長期金利の上昇によってNY金が崩れると、NY白金はこの動きにも反応して880.2ドルまで急反落した。しかし、安値をつけてからは、NY金・NYパラジウムの下げ止まりによって、NY白金は引けにかけて884ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。

NY金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
26日のWTI原油は、反発。WTI原油期近4月限は前週末比1.09ドル高の77.58ドル、北海ブレント原油期近4月限は同0.91ドル高の82.53ドル。RBOBガソリン3月限は同2.89セント高の230.56セント、NYヒーティングオイル期近3月限は同7.30セント高の276.27セント。
週明けのWTI原油は、中東情勢の悪化による供給混乱を警戒した動きと為替のドル安基調を背景に反発した。WTI原油の4月限は、先週末の軟調地合いを維持した動きによって欧州時間帯に75.84ドルまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は中東情勢の悪化による供給混乱を警戒した動きによって上昇基調に転換すると、米国取引時間帯に78.03ドルまで反発した。米英両軍は、24日に紅海周辺で商船を狙った攻撃を繰り返しているイエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点を空爆した。また、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止を巡り、イスラエルと米国・カタール・エジプトの代表者による協議が24日に再開された。イスラエルは一時的な休戦を主張しているが、ハマスは無期限停戦を求め両国の溝は深く協議が難航している。上昇局面では、為替のドル安・ユーロ高基調によるWTI原油の割安感も支援材料となった。

WTI原油期近4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
26日のシカゴコーンは、4営業日ぶりに反発。期近5月限は前週末比8.00セント高の421.50セント。
週明けのシカゴコーンは、安値拾いの買いと為替のドル安基調を背景に反発した。シカゴコーンの5月限は、世界的に潤沢なトウモロコシの供給を背景に序盤から売りが先行して408.75セントまで安値を更新した。しかし、安値更新後は安値拾いの買いや為替のドル安基調によって上昇に転換すると422.50セントまで急反発した。

シカゴコーン期近5月限日足

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