(NY貴金属)
20日のNY金は、3営業日連続で上昇。NY金期近4月限は前週末比15.7ドル高の2039.8ドル、NY白金期近4月限は8.3ドル高の913.5ドル、NY銀期近3月限は同33.9セント安22313.6セント。
連休明けのNY金は、米国の長期金利の低下と為替のドル安基調を背景に一時2042ドル台まで続伸した。NY金の4月限は、19日の休場中に行われた電子取引では2030ドルを挟んだレンジでの動きが続いた。しかし、20日は休場明けとなった米国の長期金利が徐々に低下して為替がドル安・ユーロ高基調になると、NY金は次第に上昇する展開となった。その後、米国取引時間帯に米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調が一段と進むと、NY金は2042.3ドルまで上値水準を切り上げた。NY金の2040ドル台の動きは2月13日以来となる。ただ、高値をつけてからは、米長期金利が下げ止まりの動きから上昇に転じると為替はドル高・ユーロ安方向に戻り、NY金は引けにかけて2036ドル台まで上げ幅を縮小した。
NY白金は乱高下の展開の中、清算値ベース後に下落。NY白金の4月限は、19日の休場中に行われた電子取引では918ドルまで上昇した後に903.6ドルまで下落するなど、乱高下の展開となった。20日は序盤に為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって900.6ドルまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は為替がドル安・ユーロ高基調に転換すると、NY白金は米国取引時間帯に921.7ドルまで上昇した。ただ、高値をつけてからは、為替がドル高・ユーロ安方向に戻り、NY白金は910ドル台まで売り直された。
NY金4月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金4月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
20日のWTI原油は、3営業日ぶりに反落。WTI原油期近3月限は前週末比1.01ドル安の78.18ドル、北海ブレント原油期近4月限は同1.22ドル安の82.34ドル。RBOBガソリン3月限は同5.86セント安の227.74セント、NYヒーティングオイル期近3月限は同7.51セント安の273.15セント。
連休明けのWTI原油は、80ドルの大台目前で利益確定の売りによって3営業日ぶりに反落した。WTI原油の3月限は、19日の休場中に行われた電子取引では先週末からの上昇基調を継続して79.75ドルまで続伸した。20日も序盤から上昇基調を維持すると、米国取引時間帯に為替のドル安・ユーロ高基調によって79.80ドルまで上値水準を切り上げた。しかし、その後は80ドルの大台を目前にした利益確定の売りや為替のドル高・ユーロ安方向への戻りによって、WTI原油は上値水準を切り下げる展開になると、引けにかけて78.00ドル前後の水準まで反落した。
WTI原油期近3月限日足
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(CBOTコーン)
20日のシカゴコーンは、4営業日ぶりの反発。期近5月限は前週末比3.00セント高の432.50セント。
休場明けのシカゴコーンは、安値拾いの買いによって反発した。シカゴコーンの5月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって434.00セントまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、為替がドル高・ユーロ安方向への戻りや世界的に潤沢なトウモロコシの供給が圧迫要因となり先週末の安値と同水準の427.75セントまで下落した。ただ、その後は先週末の安値を下抜けしなかったことによって、安値拾いの買いが台頭すると、引けにかけて433セント前後の水準まで買い直された。
シカゴコーン期近5月限日足
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