(貴金属市場)
14日の白金標準は、反落。白金標準の中心限月12月限は前日比37円安の4281円。
昨日の夜間立会の白金標準12月限は、序盤に4350円まで上値水準を切り上げたが、その後はNY白金の値崩れによって4278円まで反落した。NY白金の4月限は、1月の米国の消費者物価指数の発表後に為替がドル高・ユーロ安方向に進むと874.2ドルまで下落した。日中立会の白金標準は、NY白金の下げ一服と為替の円安基調によって4296円まで下げ幅を縮小した。ただ、白金標準の4290円台までの戻りは一時的となり、為替の円安基調が一巡すると4279円まで売り直された。その後はNY白金が880ドル台まで反発すると白金標準は4280円台で推移した。
日中のNY白金は881.2ドルまで反発している。前日の安値から戻り基調となっているが、今のところ戻りは限定的となっている。まだ、米国の早期利下げ観測の後退による為替のドル高・ユーロ安基調が続くと見られ、NY白金の軟調地合いが警戒される。白金標準は、4300円割れの展開となっている。ただ、為替は円安基調を維持していることから、NY白金の下落に対する下げ幅は今後も相殺されると見て、下振れは限定的と見たい。
白金標準の日足チャート
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