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【海外商品市況】NY金は3営業日ぶりの反発、NY白金・WTI原油は続伸

2024.02.07

(NY貴金属)
6日のNY金は、3営業日ぶりに反発。NY金期近4月限は前日比8.5ドル高の2051.4ドル、NY白金期近4月限は7.5ドル高の911.0ドル、NY銀期近3月限は同5.6セント高の2247.8セント。
昨日のNY金は、米国の長期金利の低下を背景に反発した。NY金の4月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安基調によって売りが先行して2038.8ドルまで下落した。しかし、米国取引時間帯に先週末から上昇していた米長期金利が低下し始めると、NY金は出直りの展開から2055.3ドルまで反発した。この日メスター・クリーブランド連銀総裁は、講演でインフレ率が2%へ持続的に低下する確信が得られるまで政策金利引き下げは適切ではないとの見解を示した。ただ、年内に確信を得られれば、利下げ開始も予測した。また、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は同日に行われた会合で、自身の米FOMC(連邦公開市場委員会)に位置付けをタカ派的とした上で、「米FRB(連邦準備制度理事会)の仕事は終わっていないが、指標はポジティブなように見える」と指摘した。
NY白金は続伸した。NY白金の4月限は、NY金と同様に序盤に為替のドル高・ユーロ安基調によって899.7ドルまで下落した。しかし、その後は米長期金利の低下をきっかけに為替がドル安・ユーロ高方向に進むと、NY白金は915.4ドルまで続伸した。高値をつけてからは、NYパラジウムの下落に引っ張られ905ドル台まで上げ幅を縮小したが、下振れは一時的な動きとなり、引けにかけて912ドル前後の水準まで買い直された。

NY金4月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足


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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
6日のWTI原油は、続伸。WTI原油期近3月限は前日比0.53ドル高の73.31ドル、北海ブレント原油期近4月限は同0.60ドル高の78.59ドル。RBOBガソリン3月限は同0.81セント高の221.73セント、NYヒーティングオイル期近3月限は同1.79セント高の274.27セント。
昨日のWTI原油は、需給ひっ迫懸念によって続伸した。WTI原油の3月限は、序盤に為替のドル高基調によって72.38ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安方向の戻りと米国の生産ペースの下方修正による需給ひっ迫懸念が支援材料となり、WTI原油は73.82ドルまで続伸した。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)の短観見通しは、2024年の同国の産油量が日量17万バレル増の同1310万バレルとなった。前回の産油量の伸び予想が、同29万バレル増となっていたことで、同国の生産ペースの下方修正による需給ひっ迫懸念が広がり、WTI原油は買われた。73.80ドル台まで上昇してからは、上げ一服の展開から一時72.70ドル台まで下振れする動きを見せたが、引けにかけては73.40ドル台まで再び買い直された。

WTI原油期近3月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
6日のシカゴコーンは、反落。期近3月限は前日比4.00セントの438.75セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する中、反落した。シカゴコーンの3月限は、8日の米農務省の需給報告を控えた持ち高調整の動きによって、序盤は443セント台を中心とした揉み合いの展開となった。しかし、米国取引時間帯に入ると為替のドル安方向の動きによって、シカゴコーンは割安感から445.50セントまで上昇した。ただ、445セント台の上昇は一時的な動きとなり、その後は下落基調に転じると438.25セントまで売り込まれた。

シカゴコーン期近3月限日足

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